【スゴイ!】と言われて、嬉しいこと

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試すだけで人生を終えたら、勿体ない

私は、17歳で始めたバイトから企業に勤める今まで、沢山の職業を経験してきました。その時その時で、私の役割は全く違うものでした。

ある時は、ホテルスタッフ
ある時は、営業
ある時は、事務

そこで経験したのは、どの仕事もやりがいがあり、数年もすると仕事もある程度こなせるようになったのに、その後はどうしてか飽きてしまって退職する、というサイクルでした。

何かを極めるとなると、やはり時間がかかります。そこでハタと気づいたのです。「自分の優先順位をしっかりと見極め、何がやりたいのかに気づかねば、人生あれこれ試しながら終わってしまう」

でも、何が自分の優先順位なのか、何がやりたいことなのか、よくわからないことってありませんか?

そこで登場するのが、「本音」です。

まだ経験値が足りなく、やってみなければわからない子供時代~20代前半ならともかく、30~40代以降の自分の「本音」というのは、今までの人生で培った実績に基づいた、貴重なデータだと私は思います。

これを無視して条件で決めてしまうと、大回りしてずっと後になってから「やっぱり何か違った」という違和感が残ることになるのです。少なくとも、私の場合はそうでした。

あなたが褒められて一番嬉しいことは、何ですか?


そこで、ご提案。自分の優先順位が何かわからない場合、「あなたは素晴らしい○○だ!」と他人様に褒めていただいたときに、心から嬉しいか嬉しくないか、「本音」で判断するのはいかがでしょうか?

例えばですね
私は主婦業・母親業は責任を持ってこなしたいと思っているけど、料理を含め、家でのあれこれをしながら人生の幸せを感じるタイプではありません。
お任せできれば、ベビーシッターでも家事代行でも雇ってしまいたいというのが本音です。

ですので、「あなたはほんとに家庭的で素敵な主婦ですね」と言われても、響きません(言われたことはありませんが 笑)。ということは、あくまで私のケースですが、ここ(主婦である自分)に全力を尽くして人生を終えてはいけないということです。

また、昔、あるメーカーに勤務していた時のことですが、その会社は私の専門からは全くかけ離れた業種で、入社時には専門知識が全くありませんでした。

2~3年経って、それなりに仕事もスムーズになった頃、目上のエンジニアの方に、こう言われたのです。

「Ninaさんも、だんだん仕事が板についてきたねえ。このまま頑張ってもっと勉強していけば、一流の○○(その職種)になれるよ。」

その方にしてみれば、自分が言われて一番嬉しい言葉を言って下さったのでしょう。その思いやりはありがたく、暖かい一言でした。しかし、実際、正直なところ、私はその時こう感じたのです。

「え?○○の専門家?... 興味ない...嬉しくない...

このまま苦労を続けて勉強しても、得るものってそれ?」


愕然としました。
その時、ハッキリ悟ったのです。
「ああ、この仕事を続けていてはいけない」と。

その時の違和感が忘れがたく、結局数か月経ってから、私はそのメーカーを退職しました。


私が褒めていただいて究極に嬉しいのは、【歳をとってもキレイを諦めない】と日頃から筋トレなどをしているので、その成果を褒めていただいた時と、それが誰かの励みとなったと言われる瞬間です。

以前のメーカーの職場では、併設された工場に入ることも多く、安全服にヘルメット、安全靴が制服でした。オシャレどころか、女を極力見せずに、効果効率を極めて商品を大量生産するのが良しとされる環境だったのです。


 その当時の写真を見て驚くのが、体重はそれほど変わらなかったにも関わらず、お腹周りや背中にハッキリとムダ肉がついた、どっしりとした中年シルエットであったこと。

見せ場やオシャレの必要性が皆無の環境だったのでした。給料などの条件が良かったので、その違和感に本音では気づいていながらも、見て見ぬふりをして自分を偽っていたのだと思います。

 転職後の今、美容の専門ではありませんが、以前よりオシャレや女らしさは歓迎される環境で仕事をしています。将来性も収入も待遇も良かった前の職場には、未練は一切ありません。


褒められて嬉しい分野に、進む


どう辿り着くかは、人それぞれ、千差万別です。

転職した私のような大きな決断ではなくても、「これ言われたら嬉しい」「どういう環境なら言われるのだろう」と突き詰めていくと、自然と優先順位が見えてくると思います。そこへ行きませんか?

子供時代、なりたいものは率直になりたいと思えたし、こういう環境に身を置きたいと想像することはワクワクしましたし、可能だと疑わなかったですよね。

そんなあなたに朗報です。十分に大きくなった今は(笑)思うだけでなく、実際に挑戦することができますよ。
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