【この記事を読むメリット】
●「写真をこう変えた方が~」「文章の書き方はこうした方が~」といった、小手先(戦術)について書かれた記事はたくさんありますが、ココナラの「経営戦略」を書いた記事はほとんどありません。
●カウンセリング・相談系の出品者の方が、半年間でプラチナランクを目指すための戦略が身につきます。
●運や目に見えない力に頼らない、科学的な経営理論(ランチェスター戦略)に基づいて説明します。
●記入するだけで戦略が身につく、2種類のワークシートをお付けしています(「ランチェスター戦略ワークシート」、「あなたの強みを見つけるワークシート」)。
【この記事を読むデメリット】
●地道な方法のため、「楽で簡単」な方法を期待する方には向きません。ですが、とても効果的です。
●私の実例も参考に、半年でプラチナランクになることを目安にお話しています。もっと早くプラチナランクを目指したい方には向かないと思います。
●写真や文章といった小手先(戦術)の話ではなく、理論的な話が多くなるため、そういった理論的な話が苦手な方は、読んでいても楽しくないと思います。
●こちらの記事は有料とさせていただきましたが、その分、責任を持って書かせていただきました。
はじめに
突然ですが、ココナラで商品を出品しても、「全然売れない…」「お気に入りすら登録してもらえない」と思ったことはありませんか?
それでは、一つ質問させてください。
あなたの出品している商品の「強み」はなんですか?
ほかの出品者のサービスとの違いはなんですか?
うまく答えられない場合、もしかしたら「経営戦略」に問題があるのかもしれません。
はじめまして、ココナラで心理検査のサービスを中心に出品させていただいている、精神科作業療法士のコースケと申します。
主に大人の発達障害や、HSP気質の方の傾向を調べるといった、心理検査系のサービスを出品しています。
私がココナラを始めたのは2021年2月からですが、8月にはプラチナランクになることができました。
その後も順調に受注をいただき、おかげさまで2021年9月現在までに100件以上の検査やアドバイスのお仕事をさせていただいています。
当然ながらプラチナランクも維持できており、ココナラでの売上は年収の5%を占めるまでになりました(もともとの年収が低いのでアレですが)。
こう書くと、「たまたま売れただけ」「運が良かっただけ」とお思いになるかもしれませんが、実はきちんとした経営戦略に基づいて取り組んできた結果だと考えています。
その経営戦略とは「ランチェスター戦略」というものです。
ランチェスター戦略に基づけば誰でも一定の結果を出すことが可能です。
ただし、ココナラで結果を出すためには、ランチェスター戦略をココナラで使えるようにするためにアレンジする必要があります。
そのため、オリジナルの「ワークシート」をお付けしました。
このワークシートに沿って考えるだけで、ランチェスター戦略が身につき、ココナラで出品するサービスの考え方、作り方が身につくようになっています。
また、私の実例に基づいたランチェスター戦略の実際の使い方、アレンジの仕方もお話していきたいと思います。少々長くなりますが、よろしければお付き合いください。
第1章.ランチェスター戦略とは
ランチェスター戦略は、イギリスの自動車メーカーの経営者で航空力学の研究科でもあった、フレデリック・W・ランチェスター氏が、1914年の第一次世界大戦勃発に刺激を受けて発表した法則が最初といわれています。
その後、第一次世界大戦のときに、アメリカが軍事戦略に応用し、戦後は経営戦略として研究されるようになりました。
現在では、世界で最も広く利用されている経営戦略の一つといわれており、その効果がさまざまな企業やビジネスで証明されています。
日本でも、ソフトバンクやエイチ・アイ・エスはランチェスター戦略を活用して成功した企業として有名です。
そんなランチェスター戦略ですが、一言で説明しますと、「弱者が強者に勝つための戦略」ということができると思います。
ココナラで例えますと、「弱者」とは初心者の方、「強者」とはプラチナランクでたくさん利益を上げている方、ということになるでしょうか。
ランチェスター戦略については、実際には難しい数式や公式があるのですが、それを簡単にまとめますと、
Ⅰ.差別化
Ⅱ.一点集中
Ⅲ.No.1を目指す
ということになります。
この3つが、ランチェスター戦略の基本的な戦略です。
それぞれお話させていただきますと、「差別化」とは、他の人とは違うことをする、ということです。
ココナラですと、他の人には提供できない、あなただけの魅力的なサービスを提供する、ということになります。
次に「一点集中」とは、とにかくそのことだけに徹底する、ということです。
これもココナラで例えますと、例えばカウンセリングをしたり、占いをしたり、電話相談に乗ったりということではなく、一つのサービスに徹する、ということですね。
「No.1を目指す」については、提供する商品やサービスの分野で1位を目指すことで、ココナラであれば、おすすめ検索ランキングの1位を目指すことになります。
ただ、ココナラの検索ランキングについては、どうもプラチナランクになることで自然とランキング上位に掲載されるようなので、「No.1を目指す」ことについては、結果として後からついて来る形になります。
第2章.ワークシートその1:「ランチェスター戦略ワークシート」
第2章では、先ほどの3つの戦略を、分かりやすく下にワークシートとしてまとめてみました。
ココナラで商品・サービスを出品しようと決めたら、まずはこちらのワークシートに当てはめてみてください。
うまく当てはめることができたら、あなたのサービスはランチェスター戦略に基づいているといえます。
一方で、もしうまく当てはめることができなければ、それは何らかの問題を抱えたサービスということになると思います。
少しずつでいいので、記入できるように考えてみてくださいね。
また、「ライバル」については、できれば目標とするようなサービスを出品している方をココナラで見つけてみるのがいいでしょう。
さらには、実際にその方からサービスを購入し、体験してみることで、自分の提供しようとするサービスとの違いや、自分のサービスの長所が見えてくるのではないかと思います。
それでは、「ランチェスター戦略ワークシート」をご紹介します。
■「ランチェスター戦略ワークシート」■