獣医師解説!現役臨床獣医師がおすすめする、いい病院の選び方!かかりつけ動物病院の決め方

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最近、犬や猫が家に来て、健康診断をしたい・・・

どこの病院がいいんだろう・・・

引っ越したけど、いい動物病院がわからない・・・

本記事では、獣医師視点から、飼い主が選ぶべき動物病院と選ぶポイント・判断基準についてお話しします。

ネット上にも様々な情報が溢れていますが、そのほとんどが科学的根拠やエビデンス、論文の裏付けが乏しかったり、情報が古かったりします。

中には無駄に不安を煽るような内容も多く含まれます。

ネット記事の内容を鵜呑みにするのではなく、 情報のソースや科学的根拠はあるか?記事を書いている人は信用できるか?など、 その情報が正しいかどうか、信用するに値するかどうか判断することが大切です。

結論から言うと、

この記事は、飼い主が選ぶべき愛犬や愛猫の動物病院と選ぶポイント・判断基準が気になる飼い主向けです。

この記事を読めば、動物病院の選択に悩んでいる飼い主様にとって参考になる基準がわかります。

限りなく網羅的にまとめましたので、ご自宅の愛犬や愛猫のかかりつけの動物病院の選び方について詳しく知りたい飼い主は、是非ご覧ください。

内容は私がこれまで、そして現在進行形で働く中で感じたありのままの内容ですので事実であることには間違いはありません。

解釈の仕方は個人的なものであるため、それに付随する行動には責任は追えませんが動物病院選びの参考にして頂ければと思います。

病気について直接聞きたい!自分の家の子について相談したい方は下記よりご相談ください!

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✔︎本記事の信憑性

この記事を書いている私は、大学病院、専門病院、一般病院での勤務経験があり、 論文発表や学会での表彰経験もあります。

今は海外で獣医の勉強をしながら、ボーダーコリー2頭と生活をしています。

臨床獣医師、研究者、犬の飼い主という3つの観点から科学的根拠に基づく正しい情報を発信中!

記事の信頼性担保につながりますので、じっくりご覧いただけますと幸いですm(_ _)m

» 参考:管理人の獣医師のプロフィール【出身大学〜現在、受賞歴など】や詳しい実績はこちら!

✔︎本記事の内容

獣医師視点からの、飼い主が選ぶべき動物病院と選ぶポイント・判断基準

どんな時に動物病院に行くか

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家に犬や猫がいる家庭の場合は、動物病院を受診するタイミングは下記の2通りだと思います。

まず、 いぬ・ねこを飼い始める
暮らし始める
予防接種、避妊/去勢 どうすればいいの?
病院へ行く

もしくは、

少し歳のいったいぬ・ねこを飼い始める
暮らし始める
なんか体調悪そう??
病院へ行く

今行っている病院本当に大丈夫ですか?

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そんな時に、その病院 どのように選んでいますか?

とりあえず、一番近いところにしよう!
ネットで検索してみて、なんかHPがいい感じ!行ってみよう。

どうぶつ病院選びではまずそんなことを考えがちです。

行ってみたら当たりだった。

うちの子にもあっていそう! というならいいのですが、それだけで選んで良いのでしょうか?

人の病院のように動物病院ではすべての機材が洗練されているわけでもなく、獣医のレベルによってもされる治療内容が異なることなどよくあることなのです。

病気なら尚更ですが、ワクチンや予防といった最低限の基本的な医療に関しても、常に勉強をして知識をアップデートしていなければなりません。

例えば、ワクチンは

昔は2−3ヶ月齢までに2、3回。そして毎年ワクチン摂取

今は、生後半年まで5−6回。その後は2−3年に一回

になっていますが、いまだに毎年注射を指摘されている飼い主様が多いのではないでしょうか?

命がかかっている現場で、漫然と昔と同じことをしていると非常に危険です。

健康な時は、大事になることはあまりないですが、いざ病気になってから病院を探しては遅いのです。

だからこそ健康な時に、いろんな病院に行って、準備をしておかなければなりません。

受診する動物病院によって変わること、違い

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以下に動物病院によって異なるものを挙げてみます。

医療レベル
獣医師の経験値
機材、設備の充実度
料金設定
待ち時間
飼い主、動物との相性

などが挙げられますね。

どの内容も大事な構成要素ではありますが、一番重要視するのはその病院の医療レベルではないでしょうか。

医療レベルと一言にいっても ・自分の望む治療をしてくれること ・最先端の最善の治療をしてくれること ・費用の少ない、待ち時間の少ないスムーズな診療をしてくれること など、望むものは人ぞれぞれだと思います。

ただ実際には自分の望むものでかつ費用も抑え、待ち時間の少ない、最先端の治療をして欲しいというのが本音でしょう。

しかし それは獣医師、動物病院側の立場から言えば全てを同時に叶えるのはおそらくかなり難しいです。

できるとしても、動物病院と飼い主様とでしっかりとした信頼関係を築いて初めて叶えられるものだと感じます。

そんな動物医療の現場から病院選びの『コツ』を。あくまで私の経験をもとにお伝えします。

まず大前提として動物病院には(獣医師だから敢えて言いますが)ヤブと言われるような治療をする病院があります。

そうです。それは間違いなく、存在します。(どこの業界も同じですよね)

しかし、命が関わっているので、ヤブも問題ですし、時代遅れの治療も以前は正しくても問題です。

最新の治療で治せるものを、以前の知識で治せない認識、知識でいると誤った結果を生んでしまいます。

もちろん、全ての治療の選択肢を提示された上で、飼い主様がそのメリット・デメリットをそれぞれ理解した上で、選んでいただければ、最新の治療をしなくてもいいのです。

金額、距離、動物の負担などを考慮して、後悔しない治療方法を選んで欲しいのです。

そんな病院に行って診てもらってしまったらそれは何よりそのペット達がそして飼い主様が不幸になるだけではないでしょうか。

このように書きましたが、多くの病院はいい先生方で、日々動物の治療のために勉強をされており、可能な限りの最高の治療をすべく努力されていることも私は知っています。

しかし、そんないい先生、いい病院に巡り合えるかどうかが運で決まる以外に方法はないのでしょうか?

病院のホームページを見ても、いいことしか書いてありません。

そこで、あくまで悪い病院を避ける方法をお伝えします。

愛猫や愛犬のわずかな変化に気づくことができる、守ることができるのは飼い主様だけです!

病気になった時も、獣医師がしっかり説明をして、飼い主様が正しい知識を理解をして、ペットを含め、3人がともに協力しないといい結果は得られません。

獣医師任せにしては絶対にいい結果は得られません。

獣医師は飼い主が、早く動物を連れてきてくれないと治せませんし、犬や猫は飼い主頼りです。

飼い主様が、治療を望まなければ治療しませんし、希望されれば治療します。

私たち獣医はあくまで飼い主様の希望を、医学的な面から援助する、手助けするだけで、この仕事をしていると、医療の限界、無力を痛感します。

治せないものは治せません。

治せるものを、知識、技術を使って治しているだけなのです。

常に一緒にいるのは飼い主様だからこそ、飼い主様が状態の変化を一番に見つけることができるのです。

安易な経過観察も危険です。

もっと本音を言うと、すべての動物病院の医療レベルが上がっていくことがこれからの動物医療の発展につながり、それは人と動物の社会が幸せになることだと言えると私は考えています。

ですので、飼い主様の目が肥えることで自然と動物医療のレベルも向上するとも言えるのではないでしょうか。

病院のサイトやホームページ、さらに実際に受診してみたときから得られる、その病院の本当の姿を見極められる様にしましょう。

いい病院に巡り合う、選ぶポイント

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では、それぞれの内容についてみていきましょう!

ここまで書いたのは私の理想ですが、動物病院選ぶ上でこれからの情報を参考にして頂ければ幸いです。

先程あげた動物病院によって異なるものとして ・医療レベル ・獣医師の経験値 ・施設、設備の充実度 ・料金設定 ・待ち時間 ・飼い主、動物との相性 がありました。

医療レベル

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獣医療=病気を治すではありません。

獣医量、人医療もそうですが、飼い主や当人が望んでいることを、医療技術を提供することで、データを元に確率論ですが叶えるというサービス業です。

治療を望まれる方もいますし、望まれない方、苦痛だけは取り除きたい方、特定の薬は嫌がる方、様々です。

では、まず 医療レベルとは なんでしょう??

これは

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