支援学級、支援学校を卒業した後の進学や就職、その後の進んでいる道はご存知ですか??

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「高等支援学校卒業後は、何をするの?就職?進学?」
「給料はいくらもらえるの?生活はやっていけるの?」

そんな考えをおもちの方もいるのではないでしょうか。
知的障害のある方が特別支援学校を卒業後の進路先は大きく5つあります。
①一般企業
②就労移行支援事業所
③就労継続支援A型
④就労継続支援B型
⑤生活介護事業所

聞き慣れない言葉も多いのではないでしょうか。

①一般企業

一般的な企業や会社です。
近年では、障害者雇用が推進されてきてはいますが、まだまだ厳しいのが現状です。
高等支援学校を卒業し、一般企業へ就職する方は、2%程度にとどまっています。
さらには、就職はしたけれど、うまくいかずに数ヶ月で辞めてしまう、なんてこともあるようです。

②就労移行支援事業所
“一般企業への就職“を目的として、そのための訓練を受ける場所

就労移行支援事業所には、期限も設けられていて、2年間のうちに、就職先を探さなければなりません。

また、就労移行支援では、基本的には給料や工賃が支払われることはありません
今後一般企業で働いていくための、基本的な態度や技能等を学ぶ場所となります。

③就労継続支援A型
障害者総合支援法の福祉サービスの1つです。
雇用契約を結び、一定の支援を受けながら、働くことができます。
年齢が65歳未満までサービスを受けることができます。

就労継続支援A型では、工賃が支払われます。
※就労継続支援A・B型では、給料ではなく工賃や賃金と呼ばれます。

就労継続支援A型では、雇用契約を結ぶので、各都道府県の最低賃金が保障されます。また、労働法も適応となります。

1ヶ月の工賃は約7万円程度が多いようです。

④就労継続支援B型
A型と同じく、障害者総合支援法の福祉サービスの1つです。
ただし、就労継続支援B型では、雇用契約を結びません。
なので、最低賃金の保障や労働法も適応されないということになります。

工賃の支払われ方は、2パターンあります。
 ○1ヶ月の売り上げをみんなで分ける場合
 ○1時間あたりの工賃が決まっている場合
各事業所等によって違いがあるので確認が必要です。

1ヶ月の工賃は、約1万5千円程度が多いようです。事業所によっては、もっと少ない場合もあります。

⑤生活介護事業所
重度の障害があり、常に介護が必要になる方が利用する施設です。
お菓子作りや箱おりなどの簡単な作業を行ったり、生活全般の相談や助言を受けながら、利用する施設です。

いかがでしたか?
特別支援学校卒業後の進路について、ご理解いただけたでしょうか。
先を見越して行動していうことはとても大切なことです。
もしも、お子様の発達のことでお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。

また、ブログでも発達障害やADHD、LDのお悩みを抱えたお子様への支援の方法やアドバイスも紹介しています。ぜひご覧下さい。

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