生きるヒント ①叱られないようにするコツ

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コラム
医師になって10年が経過しました。
受験勉強や医師生活、物心がついてからずっと走ってきました。
過酷で電車の中で吐血したり、1週間で5㎏痩せるような生活を送っていた時期もあります。
おかげさまで河合塾や母校に講演に呼んで頂けるようになり、そのエピソードを笑って話せるようになりました。
つらい経験はいつか実になる、と思っています。



①産業医勤務で思うこと
新入社員が働きだして半年過ぎると、私が勤めている会社ではアンケートが行われます。
「やめたい」「他の仕事がやりたい」「ふと涙が出てくる」そんなことを書く新入社員が5人に1人くらいいます。

そうですよね、自分も1年目の研修医のとき、よく泣いていました。
整形外科医に、夜間救急外来に来た骨折をしている患者について相談したら、「こっちは忙しいから、手術をお前がやれ」とか
(いやいやメス握ったことないですけど…)
初めましての後に名乗っただけで女医が嫌いな患者さんに、「男の医者を呼べ。」と言われて、唾をかけられたり。
(分かりやすい男尊女卑!!)

仕事は分からないことだらけで、怖い上司には聞きづらかったり、理不尽なことが多かったり、つらかったですよね。

悩める新入社員に、「じゃあ他の仕事がやりたいって、例えばどんなお仕事ですか?」と聞くと、「分からない」と答える。「今の仕事じゃないとこ。」って。ああ、辛いんだな。とりあえず逃げたいよね。

1年目から仕事がなんでも出来て、「僕にこの仕事が合っているぜ!!」と思える人はほとんどいないよと伝えています。

教えてもらったことはメモに取って、何度も頭の中で復習して、上司に聞くときは「教えて頂いたことをまとめてみたのですが、これで合っていますでしょうか?」と聞きなさい。イラストもあったら、better。
「1回で分からないのかよ?」⇒正直にごめんなさい。もう1回教えてください、と答えて、まとめたメモを見せなさい。
まとめたメモを見せて、理解しようという努力が上司に伝わったら、あまりひどいことを言ってこないはずです。

叱られるたびに心は傷ついてしまうから、自分の心を守るために、叱られない努力をしましょう。








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