【教養としての読書】カール・マルクス「資本論」

記事
コラム
◎フランスの経済学者ジャック・アタリが「マルクスを読まなければ21世紀は理解できない」と言っていたので、読むことにした
◎社会主義の成り立ちに大きな影響を与え、1917年のロシア革命のきっかけの一部と言われる
◎貧困・富の格差は、資本家のむきだしの資本主義(拝金主義)のせいと唱えた
◎ドイツの裕福な家に生まれ、ベルリン大学で哲学にのめり込む
◎新聞記者として、攻撃的な記事を書くことで有名
◎25歳、フランスにわたるが、政府に目をつけられ追放命令が出る
◎その後イギリスにわたるが、困窮のあまり、病気で3人の子供を亡くす
◎49歳にて資本論第1巻「学問をするのに、簡単な道などない」
◎2500ページの大作
◎資本主義は商品の分析から始まる
◎商品には2つの価値がある
使用価値:服は寒さをしのぐため、パンは空腹を満たすため
交換価値:どのくらいのもの(量・労働力)と交換できるのか
⇒労働価値説
◎商品Wーお金Gー商品W
商品を売り、お金に換え、商品を買う
◎お金Gー商品W-お金G
お金で商品を買い、より高値で売り、お金(利益)を得る
⇒お金がお金を生み出している=資本主義
◎資本の目的とは、利益を絶え間なく得るということである
◎「資本は頭からつま先まで、あらゆる毛穴と毛穴から血と油を垂らしながら、生まれるのだといえよう」
◎イギリスでの産業革命
高値でやりとりされる羊毛を得るため、畑は羊の放牧のため、資本家に買い取られた。畑の持ち主である農家は土地を追われ、安い労働力で工場で働かされるようになった。不況がくれば、容赦なく労働者はリストラされた。
◎労働力=金の時代となり、子供たちもほとんど休みなく、働かされた
◎工場法が制定され、労働時間は制限された後は、資本家は必要労働時間を短くすることにし、機械が徐々に導入されるようになった
◎機械の出現により、必要でなくなった労働者は切り捨てられ、ますます余った労働力は労働力の価値を下げる
◎第3章「現実に起こる恐慌の原因は資本主義的生産の衝動に対する大衆の貧困と消費の制限である」
国同志の貿易が盛んになるにつれ、競争社会が悪化
グローバル化が進むと、それを律する世界国家、世界政府が必要である



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