新型コロナウイルスの感染拡大は止まらないが堅調な相場は続くのか!? 日々是相場-朝刊-

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日々是相場-朝刊-2021年1月18日(月)
NYダウ    30,814.26 ▼ 177.26
NASDAQ  12,998.50 ▼ 114.14
CME(シカゴ市場)日経平均先物終値 28,320 円 ▼ 140 円
NY為替      103.80 円
日経平均  28,519.18 円 ▼ 179.08 円
本日の「朝一番!」動画

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☆ 米国市場 ☆
3連休を控えて手仕舞い売りに押される
 朝方発表された小売売上高が予想を下回ったことから売り先行となり、その後いったん切り返したもののバイデン新大統領の追加経済対策が発表されると出尽くし感が強まり、3連休を控えた週末ということもあり、買われすぎ銘柄などから手仕舞い売りに押される展開となった。
 追加の経済対策が発表されても出尽くし感から手仕舞い売りに押された。さすがに新型コロナウイルス感染拡大が続く中で買われすぎ銘柄などに手仕舞い売りを急ぐ動きもあった。足元の状況も雇用情勢に続き小売りの状況も決して好調ということではなく、経済対策期待はあるものの芳しくない数字には反応してしまうということだろう。企業決算の発表も本格化するなかで好調な決算も出尽くし感が出て来ると思われ、冴えない展開が続きそうだ。
 個別にはダウやシェブロン、ボーイングといった景気敏感株が売られ、アップルやインテル、エヌビディアやテスラも売られた。JPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスなど金融株、ウォルマートなど小売株も軟調だった。一方、アムジェンやメルクなど医薬品株の一角やホームデポ、マクドナルドなど消費関連の一角も高くなった。
☆ 本日の相場 ☆
 先週末の日本市場は新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないことなどもあり、週末の手仕舞い売りに押される展開となった。日銀のETF(上場投資信託)買いも見られたがTOPIXの下げが日経平均よりも大きくなるなど総じて売りが嵩む展開だった。引き続き半導体関連銘柄が堅調で指数の下支えとなった。
 週末の米国株が軟調となったことや夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が売られたことなどもあり、本日の日本市場も売り先行となりそうだ。新型コロナウイルスの感染拡大が一向にとまらないことから売り急ぐ場面も出てきそうだ。ただ、一方で日銀の金融政策決定会合を控えているということでの空売りの買戻しなどもあって指数の下支えとなりそうだ。米国では半導体関連銘柄も手仕舞い売りに押されており、買われ過ぎ感が強い半導体関連銘柄などは手仕舞い売りに押されそうだ。
 29,000円はさすがにここでは超えないのではないかという雰囲気になってきた。今度は下値を試す動きになるのだろうが、28,500円をあっさりと割り込んでまずは28,000円水準を試すことになると思う。目先的な過熱感もあり、28,500円を超えると売られるということになるのだろう。
☆ 本日の注目点 ☆
20年11月の鉱工業生産指数確報値(経産省、13:30)
20年10~12月期の中国国内総生産(GDP、11:00)
20年12月の中国工業生産高(11:00)
20年12月の中国小売売上高(11:00)
20年1~12月の中国固定資産投資(11:00)
20年1~12月の中国不動産開発投資(11:00)
キング牧師誕生日の祝日で米市場休場
☆ 銘柄ニュース ☆
調整が続くか
コニカミノルタ(4902) 426 △ 13
 新型コロナウイルス感染者が滞在した部屋などを消毒するオゾン発生装置を医療機関向けに発売すると新聞で報じられた。医療用オゾン発生装置大手と量産機種を開発し生産を始める。
ダイドーグループHD(2590) 5,180 △ 20
 同社子会社で医薬品関連事業を手掛ける企業がバイオベンチャー企業とライセンス契約を締結したと発表した。コレステロールが体内で正常に処理できない状態を引き起こす疾病向けに医薬品の共同開発、共同販売を行う。
イオン(8267) 3,341 ▼ 42
 スマートフォンのカメラで客が商品のバーコードを読み取り決済する新たな買い物の仕組みを傘下のスーパー1000店に順次導入すると新聞で報じられた。レジが不要になり支払い待ちの店内行列をなくすことができる。
資生堂(4911) 6,647 ▼ 41 ヤーマン(6630) 1,944 ▼ 7
 共同出資会社が美顔器を発売すると発表した。国内で生産し、日本のほか中国でも展開する。
GMOグローバルサインHD(3788) 8,710 ▼ 110
 福岡市や千葉市など9自治体と電子署名の活用など業務効率化に向けた実証実験を始めると発表した。デジタル化に意欲的な自治体を囲い込み、正式導入につなげる。
塩野義製薬(4507) 5,790 ▼ 51
 抗インフルエンザ薬が台湾でインフルエンザウイルス感染予防に関する追加適応を得、欧州で抗インフルエンザ薬としての承認を取得したと発表した。
☆ 本日の銘柄 ☆
本日の投資戦略
新型コロナウイルスの感染拡大が続くなかで堅調な展開が続いていたが、さすがにここからは調整となると思う。少なくとも積極的に買い上がる材料がないなかでの急騰であり、値動きに連れて右往左往する場面も出て来るのだろう。
日銀の金融政策決定会合を控えての買戻しなどは期待されるが、東京五輪の中止なども報じられており、新型コロナウイルスの経済への影響も気になり始めると買われすぎ銘柄から売られるということになるのだろう。いったん方向が見えると上でも下でも大きく動くという状況には変わりないだろう。
決算発表もそろそろ始まる頃だが、ファーストリテイリング(9983)の手仕舞い売りにみられるように、買われすぎ銘柄は業績面での裏付けが見られないと売られることになりそうだ。引き続き明治HD(2269)などの食品株に注目だが、三菱UFJ(8306)などはいったん調整となりそうで調整となったところで見直すことになりそうだ。伊藤ハム米久(2296)なども保ち合いを放れるかどうかが注目される。
伊東ハム米久(2296)は75日移動平均線を抜けるか、25日移動平均線を下回るかということになりそうだ。上に抜けても下に抜けても、それで方向が決まるだろう。

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