地方公務員化学職☆良い経験1☆異動の多さ

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コラム
今回は、地方公務員の化学職として働いて「良い経験」をした話の第一弾です。

公務員はとにかく異動が多い!

異動というものは、公務員でも民間でも、ある程度の規模の組織で働いていれば誰もが経験するものです。

それでも私の経験上、公務員は移動が多過ぎる!


自分自身、移動のペースとして1~2年の場合ばかりでしたし、周りの職員も同じでした。

同じ部署に3年いれば、「あの人はこの部署長いなぁ」と思うくらいです。

某県庁、某市役所にいて、どちらも異動ペースはこんなもんでした。
自治体の規模にもよるかもですが、やはり地方公務員全般で異動は多いのだと思います。


マイナー職種「化学職」は異動する部署も少ない!それでも、、

化学職は担当する業務が限られるため、配置される部署の数も他の職種と比べて少ないです。
そもそも、化学職自体の人数も少ないのです。

それでも、異動の多さは他職種とほぼ変わりません!

なぜ、化学職も例外なく異動が多いのかと言えば、私は次の3つが大きな理由だと思っています。

①様々な業務に携わり、視野を広く持つようにするため。
②異動希望者による玉突き。
③関係業者との癒着防止。

②、③は自然と異動が必要になる理由で、①の理由こそが今回「良い経験」をしたというお話そのものです。


異動が多かったから、多くの経験を積むことができた

自分が経験した業務は、大きく分けるとこんなかんじです。
・排水規制(下水)
・下水処理場で水質管理
・浄水場で水質管理
・地球温暖化対策

私が勤めた期間は6年で、この4つの業務を経験することができました。

4つと聞くと少ないかもですが、業務内容はこんな感じです。

排水規制→法律に基づいて事業者を指導
下水処理場→下水を処理するため、川や海へ排水するために水質検査
浄水場→よりおいしい水道水をつくるため、水質検査や使用薬品の検査
地球温暖化対策→何でも屋、ほぼ事務職!

それぞれの仕事で、やはり内容は全然違います。


さらに、求められる能力だったり、業務の目的だったり行政としての立場が全然違うのです。

排水規制→法令に強くなる。事業者を指導する立場で、排水基準を守らせる。
下水処理場→下水処理と水質検査の技術。自分たちが排水基準を守る。
浄水場→浄水処理と水質検査の技術。水質基準は当然クリア、より美味しい水を作る。もはや製造業に近い。
地球温暖化対策→事務処理の能力、マルチタスク。計画の立案、事業の企画。

簡単に書いたのでイメージし辛いと思いますが、それぞれの部署で全然違う世界を見て、身に付ける知識も能力も全然違ったのです。


(まとめ)経験は多い方が絶対に良い!

今回のお話をまとめると、「公務員は異動が多いので、様々な経験ができて良かった」ということになります。

世間ではよく、「公務員はつぶしが効かない仕事」と言われることがあります。
しかし、少なくとも私が化学職として働いた経験は、その後公務員を退職した後の仕事でも大いに役に立っています。

もしも異動が全然なくて、一つ二つの部署しか経験できなければ、他に生かすことも難しかったかもしれません。

異動を繰り返し、様々な経験を積めたからこそ、公務員を辞めた後もそのバックグラウンドを次の仕事に活かすことができました。
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