【理論】知っておこう!エネルギー発生の仕組みとは!?

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こんにちは、ススムです。

私は現在もマスターズ陸上で選手として陸上を続けており、これまでに指導者としてはミャンマーでユースチームのコーチも経験してきました。

今回は「エネルギー発生の仕組み」について紹介します。

全身持久力のトレーナビリティ

全身持久力(最大酸素摂取量)は男子は、17∼20歳頃(100%)が最大に達し、年齢とともに減少していきます。30歳代で約95%、40歳代で88%、50歳代で80%、60歳代で74%まで減少します。

女子の場合は14~15歳が最大に達し、19歳(100%)まで維持されます。その後年齢とともに減少します。20歳代で約97%、30歳代で約85%、40歳代で約77%、50歳代で約65%まで減少します。

3つのエネルギー供給機構

通常、運動を行うと筋の収縮を起こすが、この収縮にはエネルギーが必要です。このエネルギーはATP(アデノシン三リン酸)が分解してADP(アデノシン二リン酸)とPi(リン酸)になる過程で発生します。このATPの分解と再合成が重要であり、以下の3つのルートで補給されます。

(1)非乳酸性機構
CP(クレアチンリン酸)がC(クレアチン)とPi(リン酸)に分解する過程でエネルギーが発生します。これらをATP-CP系と呼びます。
■特徴
・酸素を必要としない
・エネルギー発生は極めて速い
・10秒前後でしか持続しない
・短い時間で爆発的なパワーを発揮する
※ショートスプリントで使われる。

(2)乳酸性機構
グリコーゲンが無酸素的に分解してピルビン酸になる過程で発生するエネルギー。
■特徴
・酸素を必要としない
・エネルギー発生が速い
・乳酸が発生するため筋の硬化が起こる
・30秒から1分程度しか持続しない
・高いパワーを発揮できる
※ロングスプリントで使われる。

(3)有酸素性機構
グリコーゲンが分解されCO₂とH₂Oになる過程でエネルギーが発生する。
この2つの機構を無酸素性という。
■特徴
・酸素を必要とする
・反応が遅く、3~5分間必要
・エネルギー供給を長時間継続させる
※長距離運動で使われる。

まとめ

スポーツを行う際このような要素が動員されています。

また、何かあったら紹介したいと思います。

質問などがあれば気軽にコメント下さい。

以上が今回のブログとなります。

読んで頂きありがとうございます。

また次回お会いしましょう。
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