事例と回答ブログ コロナ禍における鬱病 篠田等(仮名)60歳 居酒屋経営

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【事例】

東京都内で居酒屋を経営する篠田さん。
創業して35年になる。
この度のコロナ禍で、営業時間を自粛されたり、顧客が遠のき、売上が激減してしまい、更には近隣の心無い人から自粛営業を促すビラまでまかれてしまいました。

この居酒屋の強みは、新鮮なお魚料理とやきとりです。
また、店主の篠田さんは無類の日本酒の「通」で味を一瞬で見極められます。
しかし、お客さんが遠のき、酷い時は売上がゼロの時もあります。
そのせいもあって、店主の篠田さんは「鬱病」になってしまいました。

事業化給付金など国からの援助や融資もおりて、資金繰り的には全然余裕ですが、篠田さんにとっては、居酒屋で自分が中心となって動き、お客さんの喜ぶ顔を見るのが生きがいで、毎日いろいろな仕入れをこしらえて、やきとり・お魚・おつまみなどを創意工夫していました。しかし、その働きができなくなってしまっては、ご自身の思考がおかしくなり目の前のことや今まで普通に出来たことが出来なくなってしまいました。

お店的には、現在「休業中」にしていますが、
お得意さんや近隣からは、あまり心配されていなくて、コロナが落ち着き、店主が回復したら元通りにぎやかなお店に戻ると言われてます。
それは、店主の篠田さんの人柄や腕前がそのようなポジティブなイメージにつながっているのだと周囲は言います。

それでも、現金を回さなくてはと。。。
駅から近い利便性や学園都市でもあるので、テイクアウトのお弁当を奥さんと娘さんでまかなっています。
やはりこの居酒屋のブランド力は絶大なのでお弁当の評判はとても良いです。

しかし店主の篠田さんにとっては「暖簾に腕押し」状態で、まったくといっていいほど鬱状態への良い起爆剤にはなってません。
篠田さん自身は、目利きの日本酒を仕入れて、自慢の創作おつまみややきとり、お魚などをどこよりも、おいしく、楽しく、笑顔で飲んで食べてもらうことしか頭にありません。

当面のあいだは、テイクアウトのお弁当を販売して現金を回して
スタッフは奥さんと娘さんだけにして、あとは解雇しています。
創業して35年の実績があり、篠田さんは無理な経営はしていなかったので
内部留保もたくさんあり、またコロナ禍の情勢で大家さんも家賃を半額にしてくれているので、お店を廃業するという決断までは至ってはいません。


【やっさんからの回答】

店主の篠田さんは、根っからの居酒屋職人なんだと思います。
たしかにコロナ禍になり、今までとは違うことをしなければ、何も変わらないと思います。
まずは、篠田さんの鬱状態にもよりますが、あまりひどくなく軽くて「やる気」が起きない程度なら、奥さんと娘さんの3人で手を打てることがあると思います。

私は、おつまみのおいしい居酒屋に一人で行くのが好きでした。
一人で行くと、おつまみであっても量があり食べごたえがあります。
だから、ただ用意されたような乾ききったおつまみは残念に思いそういうお店はスルーします。ところが、おつまみ、にこだわってしっかりと時間をかけて仕込んでいるおつまみはおいしくて、やみつきになります。食べるとすぐにわかるし、お酒と本当に合います。

現在テイクアウトのお弁当をやられてますが、
店主の篠田さんの居酒屋さんとしてのお店ブランド力が高いのであれば
おつまみをテイクアウトでプロモーションされてはどうですか?
家庭では出来なくてプロの仕込んだ本当のおつまみの「味」を提供してみては。。。

例えば
きんぴらごぼう(濃いめ)
ひじき(油揚げが新鮮)
こんにゃくの煮物(ピリ辛)
味たまご(こってり)
味の南蛮漬け(さっぱり)
ぬか漬け(大根、にんじん、なす)

そして
自慢のやきとりの若鶏などを集めて生でパックにして販売します。
そして、油でサッと炒めて自家製のタレもつけて食べてもらうのです。
タレの味は、普段やきとりで使用するタレでなく生姜醤油やにんにく醤油などにして油で炒めるのでそのコンビネーションに合うタレが良いかと思います。

また、
店主の篠田さんは日本酒の味に対して相当なものです。
生の日本酒にこだわり、試飲が出来て販売するのはどうでしょうか?
特に、生酒を樽で用意すれば臨場感はすごくでます。
保存もしっかりすれば、1ヶ月はもちます。
店主の篠田さんが樽から注ぐ姿がお客さんには受けると思います。
そんなに高い、生酒ではなくていいと思います。
「ナマ」であることが重要なだけです。

あと、
簡易的なビアサーバーがAmazonなどで販売されていますが、
これらを、お客さんにもってこさせ「おいしい生ビール」の作り方をレクチャーするのです。
お客様も喜んで作り、必ずつまみがほしくなり、つまみをたのみ最後はおつきあいでテイクアウトのおつまみ関連を買っていくと思います。

これらを、グーグルマイビジネス、インスタグラム、YouTubeなどでの展開を娘さんにやってもらいます。

篠田さんは新しい居酒屋の現場の領域に気づき「鬱」からは良くなると思います。
キーワードは使命感です。
自分がやることによって、この「居酒屋」のブランド力が上がり、お客様も喜び地域一番のお店になるのです。

まずは、いろいろな企画がありますが奥さんと娘さんに感謝して、彼らの話をよく聞いて味や素材に関しては、店主の篠田さんが自由に大きな気持をもって経験豊富な腕でこしらえば、コロナ禍でも乗り切れると感じます。


この事例と回答シリーズは、あくまでもフィクションの想定であります。個人情報には該当しておりません。
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