ライター中村洋太さんから学んだこと

記事
学び
5月末、私はクラウドソーシングを使って、Webライターの仕事を始めたのですが、新しいことを始める新鮮さを感じながらも、原稿料の仕組みなどについて、ちょっとした違和感を抱いていました。
そんなとき、たまたまTwitterを眺めていて、ある記事が目に止まりました。
気になって読んでみると、そこにはまさに、私の違和感を解決してくれる内容が書かれていたのです。
少し前までは、このまま原稿を楽しめないようならWebライターをやめようとも思っていました。しかしその記事を読んで、「まだまだ諦めるには早そうだ。実は私が知らないだけで、もっと奥深いものがありそうだ」と思いました。
そんなふうに、行動を起こしたくなる記事でした。
書き手であるライターの中村洋太さんにご連絡したところ、ありがたいことに直接お話を伺えることになりました。お電話で1時間ほど質問させていただいたのですが、その内容が本当に素晴らしいものだったので、この記事でご紹介させていただくことにしました。

私が思うWebライターの想像とギャップ 

中村さんの記事は、これからWebライターに挑戦してみようと思っている方や既にお仕事をされている方には、少々耳の痛いお話もあるかもしれませんが、ライターという仕事を改めて考えさせられる記事なので、ぜひ読んでいただきたいです!
私が悩んでいたのは「1000文字追加でボーナスがでる」などのクラウドソーシングにおける原稿料の仕組みについてでした。
2000文字で収まる内容を、ボーナスをもらうために1000文字足すなんて、不毛だなと思っていました。だから頑張りどころがわからず、モチベーションも下がりました。
そこで出会った中村さんのWebライターが単価を高めるためのアドバイス(完全版)という記事。
中村さんの体験談をふまえて書かれたこれらの記事は、私の悩んでいたことについて、どう向き合っていくべきかを丁寧に伝えてくださっているように感じました。
「実際に話を聞いてみたい!」。ご連絡しようと思いましたが、一週間ほど悩んでしまいました。自分は時間をいただくほどのレベルではないと思う不安と、行動しなければ何も変わらないという気持ちの狭間で右往左往していたのです。
その後、やっとTwitterからDMを送りました。すぐ返信がきて、「本日少し時間とれます」とのこと。見ず知らずの私に、すぐこのように返信してくださる懐の深さ。お話をうかがう前に学びをいただいてしまいました。

ライターは中立的な立場を崩さない

中村さんは、様々な企業から依頼を受けて記事を書いている方です。そんなライターさんとお話するのはこれが初めてだったので、とても緊張しました。
しかし、記事を読んだ印象通りの、とても落ち着いていて紳士的な方でした。話し方は淡々としていながらも、相手を突き放すようなことはなく、言葉が素直に入ってくるような、今までにお話したことがないタイプの方だなと思いました。
主にどうしたら中村さんのようなライターになれるかということについて相談させていただきましたが、今までの仕事の向き合い方ではいけないんだなと感じる一方で、自分だからこそ書けるものが見つかるかもしれないという希望を持つことができました。
そして、中村さんの「人となり」もおぼろげながら見えてきました。特に感じたのは、
中立的な立場を崩さずに相手を見る
ということです。
私は人の気持ちに感情移入しやすいところがあるので、中立的な目線を維持するのはとても難しいなと常日頃から感じています。
中村さんは、相手の立場に寄り添って考えてくださり、なおかつライターとしての的確なアドバイスもしてくださいました。決めつけたりすることもありません。
その中立的な印象は、中村さんの文章からも表れているように感じました。
例えば、文章の出だしや文末の言い回し、人を傷つけない言葉の選び方など、全体を通して中立的な視点で書かれているなと感じました。

記事には書き手の心が見える

実は、この話には続きがありまして、この記事を中村さんにご確認いただいたところ、添削いただけることになったのです。
添削記事.png

お電話とGoogleドキュメントを使って、丁寧にご説明いただけました。(私はこの方法に慣れておらず、操作方法までご指導いただきました。)
恥ずかしいのですが、教えていただいた私の至らない部分を少し紹介させてください。
・言葉の選び方が曖昧なこと
・読み手にすんなりと情報を届けられていないこと(文章の並べ方など)
・紹介する人物をどのように見てもらいたいかが明確でないこと(場合によっては、無自覚のうちに悪い印象にさせてしまっていること)
・誇張した表現になりがちなこと(必要のない文章もでてくる)
特に、「誇張した表現になりがち」というのは、自分の性格を指摘されたようで少しショックを受けましたが、不思議と嫌な感じがせず、清々しさを感じました。
文章を通して私の心も見られているような気もして、最初はとても緊張しました。しかし、中村さんの「人となり」のおかげで、私はすんなりと言葉を受け止めることができたのです。
指摘していただいた箇所を細かく修正していき、ようやくこの記事ができあがりました。この作業を通して、中村さんが一つ一つの文章を、いろんな角度から考えて、選んで、生み出しているんだなということがわかりました。
だから、読み手にまっすぐ伝わって、人の心を動かすのですね。
「人の心に残るライター」
そんなライターになりたいな。そんな記事を書きたいな。
そう思う貴重なお時間をいただきました。
そしてもうひとつ、お電話口の最初に、書き手としての私の良い点を伝えてくださったことは本当に嬉しく、励みになる言葉をいただけたなと思っています。
中村さん、本当にありがとうございました!
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