【TikTok・快手】中国のショート動画 2020最新の市場調査に面白いデータが出た

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ビジネス・マーケティング
中国でインフルエンサーになりたい!!

Weibo・TikTok・bilibiliとかたくさんあるけど
どのコンテンツを使った方がいいの??
モデルさん・タレントさん・アーティストさんの友人から、よくこのような相談をされます。
中国は人口のパイが大きいので
どのコンテンツでもバズる!!
人気が出る可能性がある。
自分が向いていて
かつ持続可能なコンテンツを選んだ方がいい
と私は共通して答えます。
バズる!!人気を出すには
タイミングと内容の工夫が必要だし
どちらかというと
継続して仕掛けていくことの方が大事!
中国のSNSの中で
一番MAUの多いショート動画(短视频)
最新の市場調査で面白いデータが出たので
紹介と私の見解を書いてみた

中国ショートムービー利用者推移2020


2016年の利用者数1.53億人
2020年には7.22億人突破
4年間で約5倍に成長
人口で見ると
中国人の2人に1人が利用している計算

2020年・中国ショート動画市場規模400億元越


2016年の市場規模は19.6億元(約313億円)
2020年には400億元(約6400億円)突破
4年間で約20倍に成長。

なぜ利用者数が4年間で約5倍に成長したのに対して、市場規模が約20倍に成長したの?


★EC機能
これの経済効果がかなり大きい!!
アプリ内でECショップを開けるんです
それをライブ配信しながら
そのその商品のリンクを表示させ
ユーザーはライブ配信を見ながら商品を買える
テレビショッピングのウェブ版みたいな感じだね
11月11日独身の日
アリババのビッグセールのニュース
日本のワイドショーでも取り上げられていて
毎年その売り上げを伸ばしている!
T-mall/天猫とタオバオ/淘宝で
多いのもこのライブ配信スタイル。
ライブ配信だと細部まで詳細に商品の魅力を紹介できるし
リアルタイムでの質問に答えられる
これには中国特有の国民性や地域性が
後押ししている要因もある
皆さん、中国の都市ランクを聞いたことありますか?
一線都市など、生活レベルや経済規模によってランク付け
もっと噛み砕いて言えば
教養面での格差もあるんです
ダイレクトかつシンプルに
知りたい情報を知れる
ライブ配信のEコマースが
ハードルを下げてくれたんです
ライブ配信の方がハードル高くない?
って思うかもしれませんが
これは国民性かもしれませんね。


【TikTok・快手】中国ショート動画2強


ショート動画の発展を見ると
2020年から「停滞期」に入っていて
今は【TikTok・快手】大手2社が
市場シェアをほとんど占めています

【TikTok/抖音】と【Kwai/快手】どっちを選ぶ?


前は
「一線都市の抖音」
「二・三線都市の快手」
という風に分けられていたけど
今はその差は
かなり縮まりました
今年6月のMAUでは
抖音が4.97億人
快手は3.84億人

【TikTok/抖音】と【Kwai/快手】の特徴・簡単まとめ


TikTok/抖音は
内容優先のアルゴリズム
おすすめ表示されるのは
ほとんどがいいねやコメント数の多い動画
一部のユーザーと人気作品に表示が集中し
人気の動画がさらに人気になりやすい傾向がある
コンテンツ力や絵力に自信があるなら
TikTokがおすすめですね!
バズったら
どんどん人気になれる仕組み
Kwai/快手は
一般人の自身の生活や趣味の動画が表示されやすい傾向
コンテンツの企画を考えるのが結局継続するのが難しい
もっと気軽に始めたい!
自分らしく、気ままにやりたい!
って人には、Kwaiの方がいいかもしれません

実際、【TikTok/抖音】と【Kwai/快手】ではどれぐらい稼げるの?


月20000元(約32万円)以上
【TikTok/抖音】3.6%
【Kwai/快手】2.0%
月10001元(約16万円)以上
【TikTok/抖音】12.9%
【Kwai/快手】19.7%
※以下割愛。
どこの国、どのSNSでも共通して言えるのは、巨額を稼げるのは上位1%くらいってこと。とは言っても可能性が無い訳じゃないので、ぜひいろんな情報をセルフプロデュースや中国マーケティングに生かしてみてください。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
中国語ナレーター Angie Lee

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