Amazonビジネスの「分かりづらい!!」を解消することに特化した記事を提供しているスペシアと申します。
本日は、スポンサープロダクト広告のターゲティングに迷わなくならないように整理して説明します。
本日はこの中の【マニュアルターゲティング】の中の【商品ターゲティング】に絞って説明します。
前回のキーワード編をご覧になっていない方のために以下おさらいです。
前回のキーワードターゲティングの記事
マニュアルターゲティングは以下の目的で使用するターゲティングです。
■すでにパフォーマンスの高いキーワードを把握している場合に、そのキーワードに競争力のある入札単価を個別に設定して売上を上げる。
■自社商品に関わる商品カテゴリーで閲覧中のAmazonの買い物客に自社商品の存在を知ってクリックしてもらう。
ターゲティングは体系図にあるとおり、特定のキーワードと商品をターゲットにできます。
本日は商品ターゲティングに絞り、明日から具体的で戦略的な設定ができるように説明します。
商品ターゲティングは体系図にあるとおり、自社の類似商品、または、競合のASINをターゲティングにするパターンと、選択したカテゴリー全体に幅広くターゲティングするパターンがあります。
自社または競合ASINにターゲティングするパターンは皆さんよくご存知だと思いますので、今回は【特定のカテゴリーへのターゲティング】を説明します。
カテゴリーはランキングを皆さんよく見ていると思いますが、そのカテゴリーのことです。上の画像でいうと「製氷皿」です。
この商品カテゴリーのターゲティングのみ、以下の画像のようにターゲティングする商品の価格帯とレビューの数を絞り込むことができます。
これは広告設定の際にまず広告を行う自社商品を選択すると自動で自社商品のカテゴリーに合わせておすすめカテゴリーが表示されますので簡単です。
そして「追加ボタン」の下に「絞り込み」というボタンがありますのでこれをクリックすると以下のように絞り込みウィンドウが表示されます。
絞り込みというボタンを押すと
これにより、価格帯の異なる商品、つまり、ターゲットユーザーが異なる商品にターゲティングせずに済むので無駄な広告費を抑えることが期待できます。
レビューについては自社の商品の★の数が残念ながら3つだとすると、★5の商品にはターゲティングしないようにできるということです。
キーワードターゲティングや特定のASINへのターゲティングと比較すると【商品カテゴリーターゲティング】は幅広くターゲティングすることができます。
幅広いターゲティングを行うので、思いも寄らない購入に繋がるターゲット商品やキーワードを見つけられる可能性があります。
注意点としては購入に繋がらない同じカテゴリー内のターゲットにも広告を表示する可能性があるので、【検索用語キーワード】というキーワード別の広告実績を1週間に1度は確認して、関連性が低い商品やキーワードは必ず、【除外キーワード・除外商品】の設定を行うことがワンセットになります。
オートターゲティングも同様に【除外設定】をワンセットにした方が良いです。
【広い範囲に広告の網を投げる広告】と【除外設定】はワンセットで行うと覚えてください。
でないと、無駄な広告がかかり続けて予算オーバーになります。
では肝心のどういうときにこのターゲティングを設定するのがおすすめかというと、
以下の2つの場面があります。
① 新商品発売時にどのキーワードが効果があるか不明確な場合
② パフォーマンスの高いキーワードが明確でマニュアルターゲティングで競争力のある価格設定を行っているが、競合も同様に入札額を上げているので広告単価が高騰し、ジリ貧になっている。
→新たな関連キーワードを探索し直す
よく、オートターゲティングや商品カテゴリーターゲティングは新商品のときのみに設定するというサイトを見かけますが、それはセラースプライトなどの販売前から戦略キーワードが見つけられるツールがなく、まだブルーオーシャンのカテゴリーが多く存在した時代の話です。
今となっては人間が簡単に見つけられるキーワードは競争が激化しているため、このような状況のときにAmazonのビッグデータに基づいたAIに任せて、新しい戦略キーワードを見つけてもらうということが重要になります。
この新しいキーワードを見つける役割のターゲティングを以下にまとめます。
ベテランの方は特にマニュアルターゲティングを行いながらも、新たな掘り出し物のパフォーマンスの高いキーワードを見つけるために、ぜひ、この商品カテゴリーのターゲティングも再開してみてください。
本日はここまでになります。
この記事はAmazon認定試験のトレーニング教材と当社の実践経験を元にしております。
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