ホームページ改善の心構え
ホームページ改善に終わりはないことを念頭に置く。
お客様へのヒアリングを行うとホームページ担当が想定していなかった意見や企業の考えとはかけ離れた感想が寄せられる事がある。
まずは、お客様の声を受け入れて改善を実行し、その後の変化を検証していくことが大事。
アクセス集計から、どのページから流入しているかの確認をする。そのページがどんな印象か?使い安いか?わかり安いか?それがあなたの会社の第一印象となります。
・今と同じやり方ではお客様の変化に対応出来ない。
・今と同じ考え方では目標を達成出来ない。
・目標はハードルが高くなければ意味がない。
・6回方向修正すれば99%正しい計画が出来上がる。
・コストの回収見込みがない計画に対しては、どんなに良い計画でも実行してはいけない。
・実行すべきは「良いこと」ではなく「成果が出ること」
・改善がうまくいかない時は、一度元に戻す。
・キーワードや「売り出し方」、「打ち出し方」の見直しをする。
ホームページ改善の順序
①アクセス解析ログを行い、客観的データを取得。
現状分析(グーグルアナリティクス)
反響はどのくらいか?注力すべき反響ポイントはどれか?
ユーザー(閲覧数、訪問者数)
・セッション数・・・「延べ人数」「訪問者数」
・ユニークユーザー数・・・「ユーザーの重複しない数」
・地域・・・「国別、都道府県、市区町村」
・デバイス・・・「パソコン、スマホ、タブレット」
・リピート率・・・「新規ユーザー、リピーター」
集客
※訪問元のURL
・リファーラー、ノーリファーラー・・・「参照元のこと」
・広告からの流入・・・「広告からどれくらいの訪問、反響があったか。」
・キーワード検索・・・「どんな言葉で検索しているのか。」
行動
※ホームページでの移動の様子
・入口ページ・・・「トップページ以外の入り口」
・平均PV数・・・「ページが見られる毎に1ページビュー。」
・見られたいページが見られているか・・・「ページ別詳細。」
・想定した通りに誘導されているのか・・・「ナビゲーションサマリー。」
成約数
・お問合せフォーム・・・「資料請求完了」、「お問合せ完了」
※どのような動きをしたのかを可視化。
・どのページで離脱したのか?・・・「離脱ページ」、「直帰率」、「離脱率」
②取得したデータからホームページの問題点を明確化。
アクセスログ解析の基準値、下記の表を基準値を参考にする。
・指標 → PC
クリック数 → 3~5%
セッション数 → 目標コンバージョン数(反響数)×100以上
コンバージョン率 → 1%以上
直帰率 → 60%以下
平均ページビュー → 3ページ以上
新規セッション時間 → 1分以上
新規セッション率 → 5%前後
フォーム突入率 → 10%以上
フォーム完了率 → 10%以上
カート完了率 → 3%以上
カート完了率 → 35%以上
③お客様の声を参考にどうすれば良くなるかの仮説を立てる。
お客様にアンケートを取ってみる
・Q弊社を選んだ決めては、何ですか?
・Q当初、何に悩んでいましたか?
・Q何がきっかけで当社の商品を知ることになりましたか?
・Q商品を知ってから買うまでに何か躊躇することはありましたか?
・Qそれはどう解消しましたか?
・Q購入する際、最後の決め手になったのは何でしたか?
・Q実際に使ってみてどうでしたか?
④もっとも効果が高いと思われる改善策を実行。
⑤アクセス解析ログをチェックし、仮説が正しかったかの検証、仮説通りなら継続、仮説と違っていれば新しい改善案を作り直す。
ライバル会社の現状
ライバル会社の商品購入、資料取り寄せをしてみる。ネットの場合は実店舗以上にライバルの分析をしておかないと、シェアを奪う事は出来ません。
・どのような価格帯の商品が多いのか。
・何が同梱されているのか。
・どのような機能があるのか。
・どのような販売経路を利用しているのか。
集客から営業成約までのプロセス
①集客(キーワード広告、SEO対策、被リンク、お気に入り)
②コンバージョン
③セットアップ(問い合わせ)顧客対応
④営業成約(クロージング)
SEO対策
そのキーワードで検索した人があなたの会社の商品・サービスに興味を持ち、購入してくれる可能性が高いキーワード。
①訪問数、コンバージョン率ともに上位のキーワードは何か?
上位のキーワードのコンバージョン率でどのキーワードからコンバージョンに導けるか分かる。
②直帰率の高い検索キーワードはないか?
ユーザーの関心と入口ページの内容が食い違っている。
③訪問数は多いが、コンバージョン率が低いキーワードはないか?
訪問数は多いが、コンバージョン率が低いキーワードでリスティング広告を行っている場合は、見直しを検討した方が良い。
④直帰率の低いキーワードはないか?
ホームページのタイトルにこのキーワードを追加するなどの対策をすると良い。
⑤訪問数は少ないがコンバージョン率が高いキーワード。
高い確率でコンバージョンする。
➅ロングテールキーワードはないか?