ワーホリでホームレス in Canada(モントリオール)

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第四章 ピアニストとの別れ、フランス産ヲタクとの出会い

郊外の遠足のあとも、ピアニストには大変お世話になった。
彼に特別枠で招待されるクラシックコンサートに何度も同行したり、お気に入りのレストランに通ったり、さらには、ピアニストも大好きというあのシルクドソレイユにも連れて行ってもらった。サーカス自体人生で初めてだったのだが、もはやサーカスの域を超えたものだった。サーカスといえば!のアクロバティックなパフォーマンスや派手なメイクと衣装を始め、まさかの楽器生演奏や、ステージ転換、一部と二部の間の休憩さえも計算された演出の一部であり、当然ながら人生で忘れられない体験の一つになった。あれはサーカスというより”シルクドソレイユ”というパフォーマンスだった。行ったことのない人はぜひ行ってほしい。
しかしある日、ピアニストから”婚約者が来るので早急に出て行って欲しい”と言われた。
まず、婚約者がいたことに驚きで、しかも数日後に来るらしい。
大急ぎで次の場所を探しはじめたが、なかなか見つからず、いよいよ当日、公園で寝ることを覚悟していた。が、幸い、夜にカウチサーフィングを通して、一人のホストを見つけることができた。
タクシーで迎えにきてくれたのは、フランス出身の人だった。
この男性がまた大変キャラが濃く、今までにあったことのタイプの人だったので、書いておきたい。

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