Shopifyとは【手数料やBASEとの比較も解説】

記事
ビジネス・マーケティング

■1. Shopifyとは

Shopifyとは、2004年にカナダで生まれたECサイト作成サービスです。
世界175ヶ国で利用されており、Shopifyで作られたショップ数は100万以上にも昇ります。
日本法人の設立は2017年と、まだ国内での歴史は浅いですが、その分、トレンドを先取りできるサービスともいえるでしょう。

■2. Shopifyの手数料

以下の通り、3つのプランがあり、それぞれで料金やサービスが異なります。

スクリーンショット 2020-09-08 15.24.23.png

最も安いベーシックプランで、ざっくり月額3000円ほどです。のちほど、BASEとの比較についても解説しますが、決済手数料が安く、かなり低コストで運用できるサービスといえます。

■3. Shopifyで、できること

✓ ①オリジナリティのある自社ECサイトが作れる
多数のおしゃれなテーマ(デザインのテンプレートのようなもの)があり、テーマをもとに、レイアウトや画像を自由に選択することで、オリジナリティ溢れる、おしゃれなページがサクッと作れます。
無料のテーマも9種類あり、無料でも綺麗なサイトが作れます。
以下は、無料テーマで制作した架空サイトです。(精一杯、おしゃれに作ったつもりです(;^ω^))

FireShot Capture 008 - DESK SPACE - desk-spacettttt.myshopify.com.png

✓ ②越境ECにも挑戦できる
Shopifyは、世界でのシェアが大きいこともあり、多言語、多通貨に対応しています。国境を越えたビジネスにも挑戦できるサービスです。

✓ ③在庫管理ができる
Shopifyの中に、在庫管理の機能が備わっています。例えば、在庫がなくなったら、「売り切れ」と表示させる等ができます。

✓ ④サイトの分析ができる
Shopifyには、サイトを分析する仕組みが備わっていますので、サイトを立ち上げた後、すぐに分析することができます。
通常は、Googleアナリティクスなどの分析ツールと連携させる必要がありますが、はじめから分析ツールが組み込まれている形です。
もちろん、Googleアナリティクスと連携してより詳細な分析を行うことも可能です。

✓ ⑤楽天市場との連携もできる
Shopifyは、2020年4月7日より楽天市場との連携が可能となりました。具体的には、「楽天市場」での商品登録や受注管理などを、Shopifyの管理画面上からできます。
簡単にいえば、楽天市場に訪れたお客様もターゲットにでき、売上向上につながるということですね。

■4. Shopifyのデメリット

✓ ①全般的に英語
海外産ということと、日本進出もごく最近であることから、まだ日本語対応が行き届いていない感じです。
とはいえ、主要な箇所は日本語対応されている印象ですし、困ったときはブラウザの翻訳機能でも使えば、問題ないかと思います。

✓ ②無料ではない
Shopifyの料金プランを冒頭で示した通り、無料プランはなく、最低でも月額29ドルが掛かります。たとえば、BASEは月額無料であることに対し、売れなくても固定費が発生する形です。
とはいえ、3000円前後ですので、個人でも十分に運用でき、かなり低価格といえます。BASEとの比較についても、後ほど解説します。


■5. Shopifyのメリット

これまで解説した内容と、少し重複してしまうところもありますが、メリットは以下の通り。

✓ ①Shopifyなら、サクッと構築して、サクッとリリースできる
数多くのテーマ(テンプレート)があるので、お洒落なサイトを素早く構築することができます。サイト運営のための必要な機能も取り揃っているので、すぐにリリースすることが可能。細かい設定や改善は、運用しながらでもOKかと思います。

✓ ②Shopifyのサーバーは安定している【実績が物語っている】
全世界で利用され、安定的に稼働している実績がありますので、サーバーダウンなどの心配はほぼ無いといえるでしょう。安心ですね。

✓ ③SNSとの連携がスムーズ
Shopifyの管理画面上からの操作により、スムーズにSNSと連携することが可能です。特に、Facebook、Instagramとの連携が充実しており、Facebookメッセンジャーを利用したチャット対応や、ショッピングカートへの誘導などの機能もあります。

✓ ④分析機能も豊富
前述した通り、Shopifyには分析機能が備わっており、例えば、何らかのマーケティング戦略を実行したあとに効果の検証を行い、さらなる対策を検討することが、標準の機能で実施できます。

✓ ⑤配送機能も強い
Shopifyは、日本郵便、ヤマト運輸、佐川急便と連携しており、国内の配送にしっかり対応しています。世界でみれば、FedEx、UPS、DHLなど大手の配送業者とも連携しており、配送面の対応はばっちりです。

■6. ShopifyとBASEの比較(特に気になる、費用の比較)

ここまで、Shopifyの特徴について述べてきました。最後に、ECサービス大手である「BASE」との比較をみていきたいと思います。

✓ ①ShopifyとBASEで、迷ったときの判断基準は?
ShopifyかBASEか迷った時の判断基準は、ずばり以下の通り。

・月の売上が12万以上→Shopify
・月の売上が12万未満→BASE

月額費用や手数料の違いから、月の売上が12万まではBASEの方がお得といえます。よほど小さいECでないなら、はじめからShopifyにしておくのが、ベターかなと、個人的には思ったりします。

✓ ②ShopifyとBASEの比較
ShopifyとBASEを、費用面で比較してみます。
スクリーンショット 2020-09-08 17.26.48.png

ざっくりいえば、

・Shopify 月額:有料、手数料:安い
・BASE  月額:無料、手数料:高い
といった感じですね。
ですが、販売チャネルは、Shopifyが圧勝なので、やはりそれなりの規模のサイトであればShopifyにすべきかと思います。売れない月もあるような、ちょこっとしたECサービスなら、BASEが良さそうですね。

■7. ShopifyでECサイトをスタートしてみましょう

Shopifyは、はじめから豊富な機能が揃っており、低価格で運用できます。あなた自身でサイトを構築すれば、初期費用もかかりません。ECサイトを始めるための準備や勉強に、大した時間をかけることなくスタートでき、あとは実際に運用しながら学び、改善することができます。
何事もそうかもしれませんが、実際にやってみることで深い知識と経験が溜まると思います。そういった意味でも、ShopifyでサクッとECサイトを始めるのは最適解だったりするかなと、感じている次第です。

■サイト構築に関するご相談やサポートのご要望がありましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。

最後になりますが、今後も、Shopifyに関するノウハウを発信していきたいと思っていますので、お役に立てれば幸いです。
また、Shopifyのサイト構築のお手伝いや、ご相談なども大歓迎ですので、お気軽にお問い合わせ頂ければと思います!
個人で活動しておりますので、だいぶ融通がききますし、お問い合わせやご相談に関しては、もちろん無料です。


サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す