20200710 twnovel

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小説
凍りついた彼女はロータリーを見据え立ち尽くした。「流行語なんて使いたくない。あの曲がり角の先で魔法が解けて、一瞬で消えるんだ」ほとんど地面と一体化した自分自身の影を踏み、ザリザリと靴の底をこすりつけた。「ツーリストを尊敬してるって言ってたね。俺は心底軽蔑してるから――」
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