国語講師のひとり言「休みの多い子、危険信号」

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コラム
『個別の授業で面と向かっては言いにくい話をコラムにしています。ですのでタイトルも「ひとり言」。日々の指導で気づいたあれこれを綴ります。』
週1回で私のオンライン授業を受講されている生徒さんの多くは、通常の塾通いに加えての受講。

体力的にも経済的にもたいへんなのはわかるのですが、できれば休んでほしくありません。

1年は52週、4月スタートなら入試まで週1ペースだと全部で40回ぐらいなわけです。

人気の参考書に文英堂の「塾技」シリーズがありますが、掲載されている国語のテクはその数なんと100!

1回に2~3のテクニックを伝授しないと全部こなせないことになり、現実的にこれは厳しいですね。

「塾技」準拠で指導しているわけではなく、あくまで一例にすぎませんが、40コマでできることは正直かなり限られています。

そういう思いで授業を進めているさなかに「来週は学校行事のため…」とか「体調がおもわしくなく…」といったメッセージをもらうとちょっと心配に。

1週休むと2週空くことになり、指導してきた積み重ねの効果が薄れます。

できつつあった学習リズムも崩れざるを得ず、思う以上にそのマイナス効果は大きいんですね。

体調不良はもちろん仕方ないことなわけですが、厳しいことを言わせてもらえば、体調管理ができていたのかも気になります。

私の経験上、当初からの第一志望校を無事突破するような子は、毎回の授業をほぼ休みません。

私自身、受験の年に風邪を引くなどして寝込んだことはなく、塾は皆勤賞だったはず。

昔から休まず通う子に皆勤賞を与えて賞賛するのは、それが学業の進ちょくとの密接なつながりがあるからなのかもしれませんね。


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