『個別の授業で面と向かっては言いにくい話をコラムにしています。ですのでタイトルも「ひとり言」。日々の指導で気づいたあれこれを綴ります。』
コラムタイトルが「?」な感じですが、中学受験をする以上、早い時期から精神的に脱・小学校すべきだと言いたいだけです。
私の例を出すと非常に悪い見本になるので控えますが、クラブ活動をサボったり、学校行事で手を抜いたりするのはおすすめできません。
中学によっては内申書の提出もあります。担任からにらまれるような悪目立ちする態度や行動は厳につつしむべきでしょう。
ただ外から見えないメンタル面に関しては、なるべく早く小学校を卒業してほしいとの思いもあります。
たとえば、これは前にもコラムで書きましたが、いつまで経っても模試の結果を点数で報告してくるケース。
小学校のテストならそれでいいわけですが、塾のテストの場合は偏差値を示してくれないと、良い結果なのか悪い結果なのかさっぱりわかりません。
1年生から通いつづけてきた"小学校の習慣"を、一朝一夕に捨てきれないのもわからないではないですが、引きずりすぎると不幸な結果になります。
私の場合は塾に好きな女の子がいたのもあって、早い時期から気持ちは塾中心でした。
勉強の内容はもとより、友だち関係まで塾の方に重きを置いていたんですね。
いい意味でも悪い意味でも、かなりさばけた感覚を持った小学生だったと思います。
小学校にも友だちは多かったものの、塾の仲間の方にシンパシーがあったため、卒業にあたっても何ら未練なし。
夏休みの自由研究などもまったくやる時間がないわけで、図画工作の陶器の焼き物だったか、父親に作らせて平然と自分が作ったような顔をしてました。
そうしたら作品が褒められ、校内で表彰されることになったときは、さすがに肝を冷やしましたが…。