前回
「お子さんからの他害」は子育てをしているご家族にとって大きな課題となります
特性の強いお子さんの他害行為への関わりは、私たちが通常イメージする子育てでの関わりと比べ、コツが大きく違い、戸惑う部分が多いです
今回はそのようなお子さんの他害にどのように向き合えばいいのかを、自身の療育での経験を基に以下に記述していきたいと思います
参考になれば幸いです
他害と向き合う心構え
他害行為は基本的にお子さんからのメッセージという認識を持っています
その他害の理由は様々ですが、必ずその裏に
「かまってほしい」
「分かってほしい」
「ほっといてほしい」
等の気持ちもあります
大人はそのメッセージを、前後の状況から把握しつつ対応する必要があります
そして、私の関わっていたお子さんはそのメッセージの伝え方、大人側のメッセージの受け取り方がとても不器用でした
特性によるものか
ルーティンになっているか
認知のゆがみによるものか
こちらの声掛けや関わりに対して、間違った(ある意味そのまま)受け取り方をし、誤学習した行動をとります