相手に信頼され、アドバイスを聞き入れてもらい、さらにモチベーションを高めさせてしまう方法!

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今回は誰かにモチベーションを持たせる方法について紹介します。

で、多分誰でも誰かをやる気にさせたいと思うことはあると思います。

例えば、親なら子供に勉強してほしい、上司なら部下にもっとてきぱき仕事をこなしてほしいなどいろいろあると思います。

でも、たいていの人は「何でできないの?」みたいに否定的な言葉を使って感情的に怒ったりしてしまうことも多々あるかなーと思います。

ですが、それで「はい、わかりました」と言って、モチベーションが上がったりしませんよね。

そうだったらもうみんな苦労しませんよね。

じゃあ、どうやったら、モチベーションって上がるのだと思いますか。

実は褒めてもご褒美でもないのです。

一体なんだと思いますか。

モチベーションを上げさせるには自信を与えること!

スタンフォード大学のジェフリー・コーエンたちは、黒人と白人の学生を一人ずつ研究室に招き、好きな教員についてエッセイを書いてもらった。

また、優れたエッセイには大学が新たに刊行する教育に関する学術誌に掲載すると学生たちに伝え、2日後のフィードバックをとりに来るように指示をした。

研究者たちは、実際にそれに目を通し、文章を添削し、批判的なフィードバックを書いた。

2日後に研究室に来た学生たちは3種類のいずれかの方法でフィードバックが渡された。

その後、そのフィードバックをどのくらい信頼し、どのくらいエッセイを直す気になったかを訊いた。

フィードバックの渡し方の3つのうち2つは、学生を安心させるようなシンプルな渡し方だった。

その結果、白人学生はそのフィードバックを受け入れたが、黒人学生はその内容に人種的なバイアス(思い込み)が反映されていると考えた可能性もあり、信頼せず手直しもしなかった。

ところが、3つ目の方法では、学術誌に掲載するために、エッセイが厳正に評価されたこと、そのエッセイはこの基準を満たしている可能性があること、そしてその基準をクリアするための参考にするようにと告げて批判的なフィードバックが渡された。

その結果、黒人学生も白人学生もそれを信頼し、自分のエッセイを直そうとモ
チベーションがかなり高まった。

つまり、人間って可能性を期待されるとやる気になるのです。

で、黒人だけが1つ目の実験でやる気にならなかったのは、人種について考えて「どうせ黒人だから」みたいに考えてしまうバイアスのせいだと考えられます。

これは黒人に限ったことではありません。

容姿や頭の出来とか、みんなどこかしら劣等感みたいなものを持っています。

だから、「どうせ、俺は頭が悪いからみんな俺のことを悪く言う」みたいな勝手な解釈で、批判された時にやる気にならなくなってしまうのです。

そもそも、頭が悪いことで悪口を本当に言われているかどうかは話が別なのなんですけどね。

ちょっと一言

今回の研究は黒人に対してでしたが、これはどんな人にも使えます。

というのも、人を説得しようと思う時に、自信を持たせたり期待を寄せることがメチャクチャ重要なのです。

でも、ほとんどの人は自分の感情で説得してしまおうとするのです。

例えば、子供に「なんでこんな問題も解けないの?」とかよくあるパターンですよね。

それを言えば、上記の黒人と同じような感じになるのは明白です。

じゃなくて、明確な目的を示し、力や可能性があるんだと感じさせることで、やっと批判を聞き入れてくれるのです。

これは子供や黒人だけではなく、相手を説得しようとするならこれは必須です。

参考文献
The Mentor’s Dilemma: Providing Critical Feedback Across the Racial Divide