Web開発についての今後の予想と、損しない取引

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IT・テクノロジー
こんばんは
今回は技術発信というより、
「これからWebサイト・Webアプリ開発はどういう方向性に向かっていくか」という事について色々と予想していきたいと思います。

現在Webアプリケーション開発の勉強中の方や、
Webサービスの展開を検討中で、社内でどういったスキルを磨いていくか試行錯誤されている方向けの記事になるかなと思います。

WEB開発の変化

2020年はコロナの影響もあり、
ありとあらゆる業界が大きな変化を強いられた一年だったと思います。
リモートワークを導入するにあたってオンライン上で業務が出来るようにいろいろなシステムを導入されたり、
店舗ビジネスを行っている企業に関しては、オンラインで販売出来るようにWebサービスを立ち上げたりと、あらゆる業界でIT化が進んだのではないでしょうか。

Webサービスの開発に携わる身としてはここ数年の開発を活かす分野が少しずつ変化しているように感じました。

まずそもそものWebサービスの開発手法が大きく変わったと感じます。
数年前まではWebサイトの作成は、
DB設計やサーバーサイドプログラミング等を含めたあらゆる技術をフルで活用して開発が行われていました。Webサイト・Webアプリというのは本当に技術者しか作れないものでした。その分費用も高かったと思います。

ですが現在は、WordPressを代表とするCMS等の登場により、
それらの開発知識を意識せずに一つのWebサイトが簡単に作れるようになりました。
既存のテーマを利用すれば、コードを一切書かずともデータ操作機能(記事の投稿・編集・参照・削除)を搭載したWebサイトが誰でも作れます。
他にもWixのような、データの操作機能や拡張性等は充実していないが、
マウス操作で視覚的にサイトのビジュアルを自由にノーコードで編集出来るものもあります。
ネットショップだって決済処理などもあらかじめ用意してくれているサービスがいくつかあります。(Wix、BASE等・・・)

今後も世の中のIT化の浸透とともに、それらのサポートをするサービスもたくさん世の中に出てくると思います。

「これからWebサイト・Webアプリ開発はどういう方向性に向かっていくか」という部分についてですが、
これからは昔のように0から開発するのではなく、
「既存のサービス+拡張による開発」がより主流になってくると思います。
独自の仕様がメインのWebアプリの開発等は0からの開発でないとまだまだ実現出来ない事が多いと思いますが、企業サイトやブログサイト、通販サイトなどに関してはほぼ既存サービスの利用とその拡張で済むと思います。


Webサービス展開をするにあたって


まず、IT業界ではない業種の方がWebサービスの展開を検討していく場合、

「全ての要件を開発会社に丸投げするのは損する可能性が高いです」

まず開発会社は会社である以上、より多くの利益が出るように開発工数を見積もります。一番利益が出るように工数を見積もるのは「0から全てを開発すること」です。
仮に「CMSや既存サービスを使えばすぐに出来る要件」を頂いていたとしても、0からの開発をすることもあります。※極端な例です
だからといって開発会社が悪というわけではありません。
開発会社はあくまで開発が仕事なので、
依頼されたものを作ったにすぎないのです。
しかし依頼する側としては、後々「既存サービスを利用すればもっと安く導入できた」「技術者じゃなくてもコードをかかずに実現できる内容だった」ということを知ると損した気持ちになります。

こういったことを防ぐためにまずWebサービスを展開する際に考えてほしいのが、「開発知識がなくても要件を実現出来るサービスが既にないか」です。

例えばブログ機能が搭載された企業サイトを作りたいとなった場合、
WordPressなら技術者じゃなくてもそれが簡単に出来ます。
そこから更に、オリジナリティのある外観にしたい場合や、
ブログ記事だけでなく他の情報も発信していきたい(例えば商品情報など)という要件が出た場合に、
開発会社に「WordPressで作成した自社サイトのカスタマイズ」という要件で依頼をすると、とてもスムーズに取引が出来ると思います。

この事前準備をしておくだけで既存のWEBサービスそのものに対する知見も深まり、取引のトラブルも減るのではないかと思います。


技術者の今後


最後に、以上の内容を踏まえた上で私の思う
「技術者は今後どう活躍していくか」
という点について少し話して行こうと思います。
主にこれからの技術者は2パターンになっていくと思います。

1. Webアプリケーション開発の技術を追求していく
2. Webアプリケーションの基礎を学んだ上で、既存サービスへの知見を深めていく

1.の場合、WordPressやWix等のサービスそのものの開発や、既存サービスでは実現できない独自性のある仕様を実現するためのアプリ開発等の、「深い技術を追求する技術者」のような感じで

2.の場合、Webアプリケーションの基礎的な部分を抑えた上で、
「依頼者の要件に合った既存サービスなどの拡張で技術を活用していく技術者」のような感じかなと思います

どちらが良いとか悪いとかはありません。
双方にメリット・デメリットがあり、価値があるものだと私は思っています。
これから技術を勉強する方は、今後自分がどのような技術者になるかについて、是非ポジティブに考えてみてください

ちなみに私はもともと1の技術者になろうと思い2に転向しました(笑)

私が現在出品しているサービスで、HTML/CSS/JSの開発がありますが、
こちらのサービスでは完全に静的なページの開発に限らず、
WordPressの外観のカスタマイズや、BASEなどのオンラインショップでHTML編集を行う必要がある際などお役にたてると思います。


長々と書き連ねてしまいましたが、
最後までご拝読ありがとうございますm(_ _)m


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