【時短ママ】時短勤務を希望する転職活動のノウハウ

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ビジネス・マーケティング
現役の転職エージェントとして、年間約500人の求職者の転職活動の支援を行なってます。
いまではココナラで就活のエントリーシートや職務経歴書の添削サービスを通じて、多くの方のキャリアサポートをしております。

そんな私がとくにサポートしたいテーマとしているのが、
「時短勤務×転職活動」です。

この記事では、転職エージェントとしても目の当たりにする時短勤務を希望する転職に関して、ノウハウを共有できればと思います。


■時短勤務の転職活動の現状

エージェントとして多くの候補者と会う中で、ときにご要望として上がるのは、「時短勤務を希望」という声。希望する方は、現職で時短勤務中または育休復帰が間近の方がほとんどです。

転職支援をする身としては、お会いできるのはすごく嬉しいのですが、この時短勤務という条件でのご転職。

ご支援するのはそう簡単にはいかないんです。

というのも、企業の採用担当の心の声としては、

「フルタイム勤務で、残業してくれる方のほうが成果を出すだろう…」

「急な早退やお休みを取られると困ってしまう…」

こういう声をよく聞きます。

正直、かなり受け止めにくい実態であるとは思いますし、
エージェントとしても悩ましく思うことは多いです。


しかし、本当に時短勤務の転職はうまくいかないのでしょうか…?

いや、うまくいく方法はあるんです!
この記事では、企業の採用目線が分かる転職エージェントの視点から
「時短勤務の転職成功の秘訣」をお伝えできればと思います。
少しでも頑張った人が報われる社会につながれば幸いです!


■時短勤務で転職成功する方とは?

実際に時短勤務での転職支援が成功した方もいらっしゃいます。
どんな方でしょうか?
それは、

自分の実績を買ってくれる企業を見つけ出せた人

うまくいく方はここが共通点です!
時短勤務の転職はたしかに、一定のハードルはあるものの、しっかり対策をすれば、成功する確率はどんどん上げていけます。

■時短を受け入れてくれる会社は増えている?

時短勤務に関して、社会の認識は深まっていると思います。
「時短勤務の方を積極採用します!」という求人も徐々に増えてはきました。

しかし、現実としてはまだ制度として浸透していないのが実態だと思います。
時短勤務や産休育休など子育て支援制度の充実をアピールする企業は増えていると思いますが、企業の本音としてはまだ懸念する企業も多いのは事実です。

■コロナで朗報? 在宅勤務が一気に浸透!

そのような中、コロナをきっかけに多くの企業が在宅勤務を採用してきております!
在宅勤務によって、育児をしながら仕事をしやすくなります。
このチャンスを無駄にせず、育児に理解のある会社を見つけていきましょう。

■そもそも、今の会社に残る選択肢は?

時短勤務の転職活動をする前に、今の会社になんとか残る方法はないか模索することをお勧めします。
既に、時短勤務で働いているのであれば、しっかり理解を頂いている会社だと思いますし、それはそれですごく価値があります。
納得いかないことがあるのであれば、異動や勤務条件の交渉で本当にどうにかならないかを第一に考えるべきではあります。そこがどうしても現実的でない場合に、初めて転職活動をするべきだと思います。

■いま時短勤務の転職活動はすべき?

したいと思ったときは転職活動はしたほうが良いと思います。
我慢したままで何もしないと、モヤモヤが募るだけです。
仮に転職活動をして、内定した会社に勤務条件で納得できなければ、辞退しても良いのです。
有効求人倍率も2020年7月のいまなら「1」を超えておりますので、色んな求人を見れる状況にはあります。
※1を超えることは売り手市場という意味です

転職活動のメリットとして、今の会社で置かれた自分を、選考を通じて客観的に振り返ることができます。
それこそがメリットですから、転職活動は進めた方が有意義だと思います。

ただ内定時には、時短勤務が本当に適用されるのか、自身の求めるキャリアを身に着けられるのか、をしっかり判断するように!
企業との面談の機会もできるだけいただきながら、内定の受諾は慎重に判断しましょう。

■時短勤務におすすめな転職サービスとは?

いざ、時短勤務の転職活動を進めよう!と思っても、どのような方法があるのでしょうか?
転職をうまく進める方法として、以下の方法がございます。

①転職エージェントを活用する
②転職サイトを活用する
③直接会社にエントリーする

この①~③のメリットとデメリットを解説いたします。

①転職エージェント
<メリット>
・アドバイザーがしっかり希望条件を推薦時に提案してくれる
・選考中に書類対策や面接対策など有益なフォローがある
・内定時に内定通知書をしっかり出してくれるのでミスマッチ減少
・内定時に企業面談を組みやすくミスマッチ減少
・求人が一定のボリュームがある
<デメリット>
・企業目線だと採用コストが高いため、即戦力かどうかを特に見られる

②転職サイト
<メリット>
・中小企業などエージェントにもない求人がある
・採用コストがエージェントよりも落ちるので、採用ハードルが下がる
<デメリット>
・転職サイトで求人の内容は精査しているものの、入社して条件が違うなどミスマッチが発生する可能性がある
・自分で進める必要があるため、書類や面接対策がない

③直接エントリー
<メリット>
・採用コストがかからないので、採用ハードルが最も低い
・転職サービスにもない求人が眠っている
<デメリット>
・求人の条件と違うオファーが発生しやすい
・企業によってはエントリー時に特別なフォームに記載する課題が発生
・合否の連絡が遅い または 最悪、反応がない場合がある

どの方法にもメリット・デメリットがございます。
おすすめは、①~③を複数活用して、最も良い会社を選択すること。

また、入社後の条件に齟齬がないように、②~③の場合は企業から
「雇用条件の通知書」を必ず頂くようにしましょう。
メールでも良いので、入社条件を証拠に残して進めるべきです。


■どのような求人を選択するのがベストでしょうか?
即戦力を求めるのが中途採用です。
ただでさえ即戦力を求めるのに、時短勤務という制約がかかる場合は、なおさら戦力になることをアピールしないと内定は出ません。

そのため、いままで培った強みを活かすのが最優先です。

そのような求人は一体どのような求人なのでしょうか?
以下のスライドをご覧ください。
合格難易度.jpgこの①と②の求人は、「自分の今までの強みを活かして、即戦力になりやすい求人」になります。
できるだけ今までの業務と近しい仕事から求人を選ぶようにしましょう。

また、強みを活かせる合格可能性があがる求人を探すには、
転職エージェントを活用するのもおすすめです。
希望条件にそって求人を複数ご紹介いただける可能性が高いです。


■応募した求人の通過率を上げるために
応募する求人の方向性が定まったら、次はその求人に通過するための対策をしないといけません。
そこで一番大事なのは「書類選考」です。
自分の強みを、漏れなく、分かりやすく表現することがとても大切です。

そのためにも「職務経歴書を充実する」ようにしましょう。

■職務経歴書の充実のポイント

ご経歴にもよりますが、時短勤務の希望者は採用のハードルも上がる傾向にあるので、書類の通過率は5-10%前後です。
まずはしっかり自分の強みを表現された職務経歴書を作る必要がございます。

絶対に抑えておいた方がよいポイントは以下の5点です。

①見やすく・具体的に書く(5W1Hを意識)
②経歴に加えて成果や工夫したポイントを書く
③求人の求めるスキルに沿って書く
④伝えたいポイントは目立たせる
⑤課題解決が分かるように記載(PDCAを意識)

この5つのポイントを守って書いてみましょう。
書いてみたら、それで終わりではございません。
しっかり採用担当者目線で響く内容かどうかをチェックしましょう。
必ず他の方に添削してもらうことをお勧めします。
客観的にみると「ボリュームが多く、読みどころがわかりにくい書類だな…」「具体的ではないからスキルが判断できないな…」など課題が見えてきます。

転職エージェントや有料添削サービスなどにチェックの依頼をしてみると内容がさらに良くなると思います。

よろしければ、私もココナラで職務経歴書の添削サービスを行っておりますので、ご興味がありましたらお気軽にご連絡ください。
志望度の高い求人に沿った添削に協力いたします!




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