博多祇園山笠 2022

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福岡の三大祭の一つ、「博多祇園山笠」。
仁治2(1241)年を起源とする祭で、櫛田神社の奉納神事です。国指定重要無形民俗文化財に指定されています。

新型コロナウィルス感染拡大の影響によって、2年続けて見合わせていた
クライマックスの「追い山」が2022年の今年は3年ぶりに開催されることになりました。

参加者の人数は例年より絞って「コロナ対策ガイドライン」を策定した上で、参加者にはワクチン接種やPCR検査、体調管理シート作成などを義務付ける方針とのことで、感染対策を徹底した上での開催となるとのことです。

新型コロナウィルス感染拡大の前は、早朝にも関わらず、沿道は見物客でにぎわっていましたが、今年は一般客の見物は控えてもらう方向だとのことです。

「博多祇園山笠」は7月1日(金)に飾り山が公開され、博多祇園山笠がスタートします。博多祇園山笠には運営するにあたっての基本となる組織があり、これを「流」と呼んでいます。千代流・恵比須流・土居流・大黒流 ・東流・中洲流・西流の7つの流があります。

7月11日(月)に行われる「追い山ならし」は15日(金)に行われる「追い山笠」のリハーサル。一番山笠から順次「櫛田入り」して、奈良屋町角の廻り止めまでの「追い山笠ならしコース」約4キロを全力で舁きます。

7月13日(水)に行われる「集団山見せ」では山笠が呉服町交差点(博多区)をスタートし明治通りを通って福岡市役所で折り返し、冷泉公園までの約2.1キロを舁きます。商人町の博多で生まれた山笠が唯一、城下町の福岡に舁き入れる行事で「観光客のために」という福岡市の要請で昭和37年(1962)に始まった行事です。

7月10日(日)、14日(木)に行われる「流舁き」ではそれぞれの流区内を
舁き山笠で舁きまわります。時刻はそれぞれの流によって異なり、実施しない流もあります。7月11日(月)には午前5時から午前8時にかけて各流で行う流舁き「朝山」が行われ、同日に自分の流域外に出て他の流の流域に舁き入れる「他流舁き」が行われます。

そして7月15日(金)、クライマックスの「追い山笠」が行われます。まだまだ感染対策に留意しながらの開催とはいえ、3年ぶりに通常通りに開催される博多祇園山笠。博多の夏の風物詩が戻ってきます。



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