キッパーは女性的よりも男性的

記事
占い
こん○○は。
ご来訪頂きありがとうございます。

前回は「キッパーカードの特徴」の一部をお話ししました。
今回は「キッパーカードはどんな方にお勧め?」というお話です。


キッパーカードがルノルマンと共通性が多く、ルノルマンリーダーさんがキッパーをされるケースは多く見受けられます。
実際、キッパーの著者の方々もルノルマンもキッパーもどちらも占術としてお持ちの方も多いです。

確かに、デッキを構成する枚数は同じ36枚ですし、GT(グランタブローの略です)を持ち味とするのも同じですので、自然とそうなっていくとは思います。

実際どちらもやっていて、キッパーの特徴を考えるとお勧めしたいのは、タイトルにもあるように「ルノルマンリーダーさんよりもタロティスト」の方。

というのも、ルノルマンとの共通性は多く、
・ルノルマンで出来ることでキッパーが出来ないこと
・キッパーに出来てルノルマンに出来ないこと
がない訳ではないですが、意外と少ないのです。

これは私個人の見解ですが、ルノルマンもキッパーも仮に同じご依頼を頂いたとして、鑑定出来ないということはおそらくないでしょう。
各占術には「得意分野、不得意分野」がありますが、この二つはその点も共通していると思って良いかと思います。

どちらもそれぞれの持ち味や展開方法で答えを導き出すことは可能です。
ただし答えまでのプロセスは違います。
(ルノルマンもキッパーも全く同じリーディングスタイルを取られるリーダーさんもいらっしゃいますが)

「じゃルノルマンが読めればキッパーはいらないんじゃない?」
…まあ、そうとも言えますが…

「ルノルマンじゃなくキッパーだからこその強みって何?」
ここです!
私なりのお勧めポイントですが、いくつか挙げてみますね。

1:視認性が高い
→私がルノルマンからキッパーにシフトした(今はどちらもケースバイケースで使いますが)最大の理由はこの「視認性の高さ」」でした。

・人物が”人物で描かれている”
ルノルマンだと人物はデッキによって多少オプションカードが用意されている場合もありますが、キッパーは男女各3名(若者〜青中壮年〜老年)が標準装備。
標準装備ということは、人数が増えた場合に人物カードを増やしてGTの形を変える必要がない、ということになります。
これが占う事柄に対して関係する人数が多ければ多いほど威力を発揮します。
(GTの場合)
一見で誰と誰が向き合っている、誰と誰が反目し合っている、主導権は誰が持握っている、誰がこのグループ内で孤立している、等々の判断が瞬時に把握出来ます。

もちろんルノルマンでもこれは可能ですが、「象徴を人物に置き換える」のと「すでにまんま人物で描かれている」のでは、わかりやすさに大きな違いが出ます。
しかもキッパーは前回触れたように「顔の向き」が大きな判断ポイントですから、この”向き”と位置関係で瞬時に関係性の概要を読み取れるのは、大きな強みとなります。

(タロット鑑定の際でも、ご依頼者様に色々伺っても多くをお話になりたがらない方の場合は、タロット鑑定の前にキッパーGTをパッと横に展開しておくと便利です)

「もし占う対象人数が3名だとして、他の人のカードはその場合どうするの?」
→これにつきましては詳細は後日有料記事でご案内していきたいと思っております。(時期未定)


2:読んで字の如し

とは直に表現しすぎかもしれませんが、
例えば「14:Traurige Nachricht=Sad News=悲しい知らせ」は文字通り”悲しい知らせ”です。
「7:Angenehmer Brief=(A pleasant)Letter=嬉しい知らせ」はこちらも文字通り”嬉しい知らせ”です。

また「16:Seine Gedanken=His Thoughts=彼の考え」や「33:Trübe Gedanken=Murky Thoughts,Gloomy Thoughts=憂鬱な考え」といった直接的な意味を持つものもあり、これらもリーディングの上ではわかりやすく端的に要点を知らせてくれるポイントにもなります。

カードの象意からイメージを膨らませる、というよりもストレートに意味を引き出しから取り出して並べて解釈、という方が近いでしょうか。
ですからイメージングが苦手なロジカルタイプの方にはお勧めと私は思っています。
タロットが苦手、という方もキッパーは読み解きやすいのではないでしょうか。
個人的な印象は、女性的というよりも男性的な占術と捉えています。


…以上はほんの一部ですが、このコロナ禍になって”スピ系”の方の進出がめざましく、”直感や霊感やスピ系に明るくないと占いは出来ないのではないか”とおっしゃる方も多く見受けられますが、キッパーはどちらかと言えば「それらに全く疎い方」にこそお使い頂くと効力を発揮する占術だと思っています。

それはリーディングの方法にもあるのですが、それはまた後日ご紹介出来ればと思っています。


最後までご覧頂きありがとうございました。
ではまた次の機会にお会いしましょう。

Halfmoon+(半月)



サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す