アルツハイマー型認知症-老年期-入院3日目-ゴードン-1-アセスメント

記事
学び
126人が購入しています
user
まいける30
126人が購入しています

【はじめに】

このブログでは、アセスメントの見本をご紹介していきます。
私が看護学生や新人看護師の時、看護過程の展開をするにあたって、どのように記載したら良いか分からずに困った経験があります。
そんな時、先生や先輩のアセスメントの見本を確認させて頂き、
「なんだこんな風に書けばよかったのか!」と今まで悩んでいた書き方が、
一気に整理できるようになりました。

「百聞は一見に如かず」という言葉もあるように、
書き方の見本を参考にすることで、理解が進み、自分の知識も広がります。
また、日本語の使い方や言い回しについて、学習することができるので、文章力をつけることにも役立つと考えています。

ぜひこのブログを参考にして、ご自身のアセスメント力の幅を広げる糧にして頂ければ幸いです。

当ブログの内容は、ご自身の課題や実習への使用に限り、自由に使用して良いです。ただし、あくまでも見本なので、自己責任で使用するようにしてください。

当ブログの内容を無断で複製・転用することは、許可していません。
著作権侵害に当たるので、他の方に見せたり、コピーして配布することは禁じます。

注意点を守って活用していただければ幸いです。

内容は適宜、最新の内容に更新します。
看護学生さんの力になれるレベルを目指して作成していますが、アセスメントや看護計画の作成時間は、事例によって異なりますので、確認する方によっては、一部不十分な部分がある場合があるかもしれません。

【サービス紹介】

事例の見本を作ってほしい!
アセスメントの書き方がどうしても分からない!
といったお悩みの方は、こちらのサービスを利用もございますので、
興味がある方は、気軽にご相談ください。
※ 時期によっては対応できないこともあるのでご了承ください。



【アセスメント例】

〇患者情報

現病歴:アルツハイマー型認知症
既往歴:骨粗鬆症、72 歳 右大腿骨頸部骨折(手 術施行) 
身長:150 ㎝ 体重:43 ㎏ 
感染症・アレルギー:なし
視力:老眼鏡使用
聴力:左耳難聴軽度
知覚(触覚・味覚・痛覚)など:異常なし
言語:自分からは上手く伝えられない
運動能力:要介護 3、認知症高齢者自立度Ⅲb
飲酒・喫煙:なし
服薬:夫の介助で内服していた。
<入院時の状態>
体温 36℃、脈拍 75 回/分(整脈)、呼吸数 15 回 / 分、血圧 140/76 ㎜ Hg 、 TP6.5g/dL 、 Alb3.6g/dL 、 Hb10.2g/dL 、 HDS-R10 点 、 MMSE12 点 
<認知症病棟に転科後の経過>
活動:「どこでぶつけたのかしらねぇ。」と自宅で 転倒したことを忘れている。夕方になると「家に 帰らなきゃ。夫が待っているので食事の準備をしなきゃ。」とそわそわし、出口を探し病棟内を 歩くことが続いている。 
<3 日目朝の状況>
バイタルサインは、入院時とほとんど変化はな い。医師の診察場面では「今日は、何月何日ですか?」と尋ねられると、周りを見渡して「何日だっけ?」と助けを求めようとしたり、「今日はテレビも新聞も見てこなかったので」と言い訳したりすることがしばしばある。 
<治療方針・治療内容>
症状の進行予防、情緒の安定、ADL の維持及び 低下予防 
1.薬物療法
①アリセプト 10 ㎎ 毎日 入院時より増量
②ボナロン 35 ㎎ 続行 週に 1 回(月曜日)朝 服用 
③不眠時 マイスリー 服用
④便秘時 下剤服用(3 日間ない時)
2.生活機能回復訓練を行う
・ADL 訓練
・創作活動(手芸)
・レクリエーション(音楽療法)
・運動療法



〇アセスメント内容 全てのクラスター

〇健康知覚-健康管理 アセスメント内容

【健康知覚-健康管理で記載する内容】
■健康状態  ■受診行動  ■疾患や治療への理解  ■運動習慣
■服薬状況  ■身長・体重・BMI  ■飲酒・喫煙の有無  ■既往歴 など
 アルツハイマー型認知症は、脳が少しずつ萎縮 していき、認知機能が低下していく病気である。主な症状としては、記憶障害や迷子の原因となる見当識障害、料理の手順などがわからなくなる実行機能の障害、判断力が低下して同じものを買ってしまう障害などがある。また、「中核症状」と「行動・心理症状(BPSD)」が表れる。「中核症状」は記憶障害や見当識障害などからなり、「行動・心理症状」は妄想、徘徊、不安、焦燥、うつ状態、せん妄、暴力行為などからなる。B 氏は日付が分からない見当識障害や、そわそわして病棟内を徘徊する行動があり、今後も病気の進行により症状が増強する可能性がある。HDS-R10 点、MMSE12点と、認知機能は大きく低下している状態であるため、自身での健康管理は困難である。認知症の方の症状に対して、否定的な対応や発言をすると、本人が傷つき、不安に感じてしまう。心理的に不安あることを理解して関わり、穏やかに生活できるようにすることが重要である。目線を合わせて、耳の近くで話すようにすること、否定せず叱らないこと、ノンバーバルコミュニケーションをはかること、などを行う必要がある。
この続きは購入すると読めるようになります。
残り:4,823文字
アルツハイマー型認知症-老年期-入院... 記事
学び
1,000円 126人が購入しています
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す