「便秘」癌性疼痛による麻薬使用時の事例

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【はじめに】

このブログでは、症状に対するアセスメントの具体例を提供します。
私自身、看護学生や新人看護師だった時に、看護過程の記録をどのように行うべきかを理解するのに苦労した経験があります。そのような状況で、私が大いに助けられたのが、先生や先輩のアセスメント例を見て学ぶことでした。例を見ることで、「これが正しい書き方だったのか!」と気づき、アセスメントの書き方がすぐに頭の中で整理されました。
具体例を見て学ぶことは、理解を深め、知識を広げるのに非常に役立ちます。さらに、日本語の表現方法やフレーズについても学べるため、文章力向上にもつながると思います。
ぜひこのブログを参考にして、ご自身のアセスメント力の幅を広げる糧にして頂ければ幸いです。
当ブログの内容は、ご自身の課題や実習への使用に限り、自由に使用して良いです。ただし、あくまでも見本なので、自己責任で使用するようにしてください。
症状別アセスメントは、様々なケースで応用できると思います。看護計画もついているので、参考にしてくださいね!!
当ブログの内容を無断で複製・転用することは、許可していません。
著作権侵害に当たるので、他の方に見せたり、コピーして配布することは禁じます。
注意点を守って活用していただければ幸いです。
内容は適宜、最新の内容に更新します。
看護学生さんの力になれるレベルを目指して作成していますが、アセスメントや看護計画の作成時間は、事例によって異なりますので、確認する方によっては、一部不十分な部分がある場合があるかもしれません。


【サービス紹介】

事例の見本を作ってほしい!
アセスメントの書き方がどうしても分からない!
といったお悩みの方は、こちらのサービスを利用もございますので、
興味がある方は、気軽にご相談ください。
※ 時期によっては対応できないこともあるのでご了承ください。


【今回の情報】

患者名:B氏(男性、70歳)
 B氏は膵がんで化学療法での治療を行っていたが、化学療法の効果が乏しく多発転移と全身状態の低下から治療の継続が困難となり緩和ケア治療が開始となった。軽度腹水貯留と、腹部、背部に癌性疼痛がありNRS5~7が数日続いているため麻薬療法(オピオイド)を開始されました。オキシコドン5㎎の内服と疼痛時はオキノーム散2.5㎎を内服しています。疼痛コントロールのため麻薬量を増量しており、現在オキシドール10㎎、疼痛時はオキノーム散5㎎を内服しています。ADLの低下もあり、トイレでの排泄は自力でできていますが排便の頻度が減少し、最近3日間全く便が出ておらず腹部膨満感も訴えています。加えて、昨日から微熱が見られ、今日は38.2℃まで上昇しました。食欲不振もあり、食事量は5割程度で水分は頑張って700ml程とるようにして過ごしています。疼痛は内服で悪化なく経過しており、食事も食べたい気持ちはあるが食事がすすまない状況であり、数日排便がなく腹部膨満感が一番の苦痛と訴えています。
【バイタルサイン】
体温:38.2℃
脈拍:90回/分
血圧:125/75 mmHg
呼吸数:16回/分
酸素飽和度:96% (室内空気)
【採血検査データ】
白血球数:10,500 /µL(標準値: 3300 - 8600)
ヘモグロビン:14.0 g/dL(標準値: 13.5 - 17.5)
プレートレット:250,000 /µL(標準値: 150,000 - 450,000)
C反応性タンパク質(CRP):1.5 mg/dL(標準値: 0 - 0.3)
AST/ALT:18/24 U/L(標準値:AST 13-30、ALT 7-55)
クレアチニン:0.9 mg/dL(標準値: 0.6 - 1.2)
尿素窒素:17 mg/dL(標準値: 8 - 20)



【アセスメント】

【S】
「ごはん食べたい気持ちはあるんだけど、おなか苦しくて全然たべられないね。便も出そうででないし、お腹張ってるからちからも入らないしつらいんだ。」

【O】
患者名:B氏
性別:男性
年齢:70歳
膵がんにより化学療法を受けていたが、多発転移と全身状態の低下で治療の継続が困難
緩和ケア治療を開始
癌性疼痛があり、オピオイド療法を開始
現在のオピオイド療法:オキシコドン10㎎、疼痛時はオキノーム散5㎎の内服
便秘:最近3日間全く便が出ず、腹部膨満感
微熱:昨日から微熱が見られ、今日は38.2℃まで上昇
食欲不振:食事量は5割程度、水分摂取は700ml程度
【バイタルサイン】
体温:38.2℃
脈拍:90回/分
血圧:125/75 mmHg
呼吸数:16回/分
酸素飽和度:96% (室内空気)
【採血検査データ】
白血球数:10,500 /µL(標準値: 3300 - 8600)
ヘモグロビン:14.0 g/dL(標準値: 13.5 - 17.5)
プレートレット:250,000 /µL(標準値: 150,000 - 450,000)
C反応性タンパク質(CRP):1.5 mg/dL(標準値: 0 - 0.3)
AST/ALT:18/24 U/L(標準値:AST 13-30、ALT 7-55)
クレアチニン:0.9 mg/dL(標準値: 0.6 - 1.2)
尿素窒素:17 mg/dL(標準値: 8 - 20)

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