タイ輸入ビジネスで売れる商品を見つける商品リサーチ

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ビジネス・マーケティング
どうも、Kazuです。 
今回は以下のような問合せを頂きました。
質問内容いつも情報をありがとうございます。  

現在、中国輸入とタイ輸入を実践しております。 Kazuさんのコンサルではなく別のグループのコミュニティに入っています。 そこで相談なんですが、そのコミュニティでも中国輸入は教えてもらっています。

 Amazon販売にしてもランキング上位の商品にロゴを入れて販売することを推奨されています。 その通りに実践をしてるのですが毎回価格競争になったり商品も全く売れなかったりします。  

このままのやり方では永遠に稼げる自信がありません。 
 OEMをする際にはどういう流れで実践をした方がいいのでしょうか?   
また、このままアマゾンのランキング上位の商品を参考にOEMを続けてもいいのでしょうか?   

コンサルも教材もなにも購入していないのに質問を申し訳ございません。 もし可能でしたら回答をいただけたらと思います。 
記事にて回答します

>>このままアマゾンのランキング上位の商品を参考にOEMを続けてもいいのでしょうか?

それは辞めた方がいいかと思います。
最初はこのやり方でいいとは思いますが永遠に成長しないです。
Amazonのランキングが上位だとしてもバランスが崩れてたら意味がありません。

バランスというのは商品や市場の「需要と供給」の部分です。
この記事で分かりやすく解説するので最後まで目を通してください。

ステンドグラスを使った財布

女性に人気な財布が「ステンドグラス」を使った財布です。
今回はそのステンドグラスを使った財布を事例にOEM分析していきましょう。
ステンドグラスを使った財布はこんな財布です。
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楽天市場でもランキング1位獲得してるのでかなり人気商品だと言えるでしょう。
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上記のステンドグラスを使った財布は「日本×タイ輸入」を組み合わせた商品となります。

日本国内だけでも制作は可能ではありますが、コストがかかり製作費が高額になると思います。タイで作ってタイから輸入した方が圧倒的にコストを抑えて安く作ることができます。

今回はこの商品を事例にステンドグラスを使ったOEM商品を分析していきます。

・ステンドグラスを使ったOEMを作った方がいいのか?
・OEMを作るならどういうリサーチでどういう手順で作るのか?

それらについて解説をしていこうと思います。
中国輸入もタイ輸入もOEMの視点は同じことです。
この視点をそれぞれのビジネスに当てはめて活用してください。

需要、供給はあるのか?

まずは需要と供給を調べなければいけません。

需要がなければ商品を作っても売れない。
供給が多すぎれば価格競争になってしまう。

この二つを必ずチェックしていく必要があります。

需要と供給のリサーチせずにOEMするのはただのギャンブルです。
リサーチをして勝算があればOEMのサンプルを作っていく方がいいでしょう。
「OEMをしても商品が全くれません。」
「商品を作っても作っても価格競争になります。」
こういう問い合わせをよく頂きます。

なぜそういう状況に陥るのか?
なぜいつまでも稼げない商品が売れないか?
それは「需要と供給」のリサーチをしてないからと言えます。

商品にロゴだけ入れたエセOEMを作ってる人もそう。
そういう重要な「需要&供給」のチェックはしてないと思います。
(これは中国輸入もタイ輸入にも言えることです。)

・Amazonで売れているから同じ商品にショップのロゴを入れる
・ヤフオクで売れているから同じ商品にショップのタグをつける

そういうやり方だからいつまでも商品が売れないんです。
仮に売れたとしてもいずれは価格競争になり損をします。
需要はあっても供給が多すぎては結局は価格競争になりますからね。

需要と供給」は必ずチェックするようにしてください。
というかそれが常識中の常識なんです。


売れてる商品を見つけたらロゴを入れてオリジナル商品として販売しましょう。」

そんなことを教えてる人もいるらしいですが鵜呑みにしてはいけません。

そんな情報を受け入れても売れないものは売れないし時間もお金も失います。
損をしたとしても間違った情報を実践してしまうあなた自身も悪いです。
人の情報ばかりを受け入れるのではなく、自分の頭で考え自分の意思決定で行動する。

そういうことを常に意識していくようにしてください。

何でも「ハイハイ」と聞いて行動してばかりいるといつまでも成長はありません。また、永遠に売れない商品ばかりを量産してしまいゴミの在庫が溜まるだけです。

そうならない為に今回の記事でじっくりと学んで視点を身につけてみてください。

商品の供給をチェック

まずはステンドグラスの供給をチェックしてみましょう。

「ステンドグラス 長財布」でそれぞれの媒体で検索をしてみます。

検索するだけで供給量は調べられます。ツールは必要ありません。

「供給者」が多ければ多いほど参入は考えた方がいいでしょう。

ライバルが多いということは価格競争になる確率が高いです。

多くの人が需要しか見ておらずこの「供給チェック」をしていません。

なので、売れてる商品を真似ても価格競争になり利益が取れなるんです。

全員が同じようなリサーチや商品販売をしていれば当然そうなりますよね。

では、さっそく各媒体の供給量をチェックしていきます。

Amazonでの供給チェック

Amazon:39件
Amazonではそこまで販売者がいません。
プライムで絞り込めば更に販売者が減りました。
FBA出品者も少ないし商品自体も少ないのでチャンスです。

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楽天市場の供給チェック

楽天市場:249件
楽天市場はアマゾンよりは多いけど同一の販売者が複数販売。
ライバルはそこまで多くないので参入の余地あり。
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ヤフーショッピングの供給チェック

ヤフーショッピング:117件
ヤフーショッピングも楽天市場のように同一の販売者が複数の商品を販売。
ライバル数も多くないのでヤフーショッピングも参入の余地あり。
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ワウマの供給チェック

ワウマ:31件
ワウマはアマゾンよりも販売者が圧倒的に少ない。
ワウマで販売するだけでも簡単に上位を獲得できますね。
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供給が少ない=参入の余地あり

どの媒体を見ても供給が少ないです。
100件以上出品があるとか多くない??
そう思う方もいるかもしれませんが全然多くないです。

楽天市場で「ステンドグラス 長財布」の供給量は249件でした。
楽天市場で「クロコダイル 長財布」で検索してみると供給量は8383件
圧倒的にステンドグラスの商品は供給が少ないことが分かりますね。

需要をチェック

では、次は需要をチェックしてみましょう。
供給が少なくても需要がなければ意味がありません。

需要がないから供給者が少ない」ということも考えられますからね。
その逆に「供給者が少ないから需要が生まれていない」ことも考えられます。

供給者が少ないから需要が生まれていない
そんな市場や商品を見つけたらチャンスの市場や商品だと判断もできます。

チャンスな市場を見つけたら迷わずに参入していくようにしてください。
そういった市場というのは先に行動した人こそが利益を得ることができます。

楽天市場の需要チェック

先ほども掲載しましたが楽天でランキング1位を取ってます。
ランキング1位なのでそれなりに人気商品と言うのが分かりますね。
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ヤフーショッピングの需要チェック
ヤフーショッピングは分析ツール「ストロイド」で分析してみます。
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・データ取得開始日:2016/08/12
・昨日の販売数:2
・過去1週間の販売数:97
・過去1ヶ月の販売数:180
・過去3ヶ月の販売数:403

1ヶ月で100個以上、3か月で400個
めちゃくちゃ売れてる商品というのが分かります。
需要はそれなりにあることは間違いありませんね。

ヤフオクの需要チェック

ヤフオクはオークファンプロplusで分析しました。
1年間で54件しか売れていません。
月間で5件も売れていない計算になります。
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ヤフオクでは1年で54件しか売れてないからヤフオクでは売れない?
そう判断する方もいるかもしれませんが需要が全く無いというわけではなさそう。
逆の発想で供給者がいないからヤフオクでは売れていないという判断をすることもできます。
実際にヤフオクで現在の出品中商品を見てみることで供給量を調べることができます。
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ヤフオクでリアルタイムで出品されてるのはたった14件です。
つまり販売者がほとんどいないから売れてるデータが無いという判断ができますね。
実際にそういう市場はチャンスなのですぐにでも参入してみる価値はあります。

クラウドファンディングの需要チェック

クラウドファンディングでもステンドグラスを使った財布の案件がありました。
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支援金額:1,082,200円
支援者数:107人
目標の3倍以上もの支援金を集めることができています。
100人も支援してるということはそれなりに需要もあるということです。
実際に支援者の数字がみれるのでクラウドファンディングはリサーチに活用できます。

仕入れ先を確保

需要はあり、供給者が少ないということが分かりました。

つまり、まだまだ参入の余地はある商品市場だと思います。
というか僕的にはチャンスしかない市場だと判断しました。
※そこは人それぞれ捉え方は違いますのでご自身で判断してください。

僕的にはタイ輸入を実践してる人にはチャンスの商品だと思います。

では、需要と供給を調べたら今度は仕入れ先の確保ですね。
需要と供給のリサ―チができても仕入れ先がなければ製品化できません。

今回はステンドグラス部分を日本で調達、その他部分をタイで調達とします。
ステンドグラス」の素材はGoogleで検索するとステンドグラスの革を仕入れられるショップを見つけることができました。
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ホームページには料金が掲載されていません。
販売サイトにてステンドグラスの料金を問い合わせてみました。
お問い合わせの回答1枚の大きさ 
130~200dsぐらい(最近は、大きめの革が多いです。)
1枚あたり、税抜19,000円~30,000円 ぐらいとなります。
dsはデシといって革の単位はds(デシ)となります。
1ds(デシ)のサイズは10㎝×10㎝四方の正方形の面積です。
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今回のステンドが仮に200ds(デシ)で30000円としましょう。
30000/200=150となりますので1ds(デシ)単価が150円ほどになります。

長財布だと1個あたり2.5ds使うとして375円のコストがかかります。
コインケースくらいだと1.5ds使うとして225円のコストがかかります。
そこまで大きな負担という訳ではないですね。

商品をサンプルでオーダーしてみる

あとはこの素材をタイの工場に持ち込んで本革と組み合わせて作るだけです。

中国での製造でもいいのですが、中国だと本革の関税が高くなります。
タイであれば無税なのでその分コストを削減することができますよね。

本革をつかった製品の場合は中国でなく、タイで製造する方がいいでしょう。
様々な仕入先を確保することでそういったコストも削減できます。

実際にタイのショップに問い合わせてみました
ステンドグラスの素材を持ち込めば長財布なら5000~6000円ほどで制作可能とのこと。コインケースやキーケースなど少し小さいサイズになると更に安く作れるらしいです。
(デザインによって変動があるので実際に見積もりを取った方がいい。)

長財布でもステンドグラス素材込みで税金やら国際送料を含めても7000円以下で作ることができますね。

そう考えたら中国輸入よりも断然タイ輸入で仕入れた方がいいです。

日本の市場では2万円ほどでも売れています。
そう考えたら圧倒的に利益率が高いことが分かりますよね。供給者も少ないので価格競争に怯えながら商品を販売することもありません。 

後は実際にサンプルを作ってテスト販売をしていくといいでしょう。

ちなみにあなた自身がタイに行かなくてもタイでオーダーできます。タイ輸入のコンテンツで紹介してる業者に素材を送れば業者があなたに変わってオーダーをしてくれます。

日本からタイに素材を送るのも数千円くらいで発送できます。自分でタイに行くよりもコストを安く抑えることができます。

ただ、オーダーもミスがないようにサンプルを用意したほうがいいでしょう。
サンプルといっても現物でないといけないわけではありません。どんな形に仕上げたいのか?カードケースは何枚なのか?寸法は?そういう細かい指示書があれば画像だけでもオーダーすることができます。

需要、供給のチェックは最優先

以上がOEMを作る際の作業の流れです。
今回解説した「需要、供給」は必ずチェックしてくださいね。
今回はタイ商品で事例を出しましたが中国輸入も視点は同じです。

多くの人がやりがちなミスが”需要のみ”しかチェックしていません。

ヤフオクでたくさん売れているから同じ商品にロゴを入れるだけ。
Amazonでランキング上位だから同じ商品にロゴを入れるだけ。

そういうやり方ではいつまでも疲弊する販売戦略となります。
需要があっても供給者が多ければ価格競争になりますからね。

そもそもそれはビジネスで稼ぐための本質ではありません。
購入者にとってもロゴ有り、ロゴ無しなんてどうでもいいです。

その場しのぎの戦略としか思えないし長続きすることはありません。

ロゴを入れるだけ、タグをつけるだけ、商標取得するだけ
そんな販売戦略を実践している人は見直した方がいいかもしれません。
またそういう情報を教えられてるなら疑問を持った方がいいかもしれません。
自分の頭で考えリサーチを行い購入者が求めてるモノを販売する。
そういうことを実践していく方が長期的に生き残っていけるでしょう。
今回解説した流れを参考にあなたのオリジナル商品を作ってみてください。


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