ストレングスファインダーを使った自己矛盾との付き合い方

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人間、自己矛盾に陥ることってありますよね。

前は~だと思ってたけど今の自分的には~だなっていう過去の自分との矛盾もあれば、現在進行形で対立感情があって自分でも本心がわからなくなる時とか。僕の場合、疲れてる時にめっちゃ休みたい自分とそれでも前に進みたい自分が戦って余計疲れることがよくあります。サッと休めば良いんですけどね。なぜかそれができないんですよ。

ストレングスファインダーを学ぶまでこの自己矛盾モード自体にイライラしてました。なんで自分のことなのにこんなわからなくなるんだ!みたいな。何も生産されてないのに脳のエネルギーとメンタルがただ消耗されてく気持ちになってしまうんですよね。

じゃあストレングスファインダー学んで何が変わったの?

まず34資質の中で「対の概念」になるものが存在していることを知ります。ざっくり「アクセル系」「ブレーキ系」に分けることもできるし(使い方次第でアクセルにもブレーキにもなる場合はあるんですけど)、この資質とこの資質はナチュラルに衝突すると双方に良くない影響が出るなーなんてことも知識として学んでいきます。

ところがですよ。

そんな一見折り合いの悪そうな「対の概念」にある資質同士を上位10以内に抱えてる方が世の中沢山いるわけです。もうね、まったく珍しくないです。社内だけで400人弱、ココナラで50人ほどの34資質を見てきた上でそう感じてるので恐らく数が増えても同じでしょう。つまり多くの方がそもそも自己矛盾に陥りやすいんだなと思いました。

となると自己矛盾モードを0にするアプローチではなく、「そもそも僕ら人間は自己矛盾に陥りやすい」って前提でどう対処するか考えた方が良さそうですよね。

実際の自己矛盾例

例えば「着想」はアイデア発散系の資質なんで一旦実現可能性とか横においてバーッと連想できるアイデアを出してくのが得意な資質だったりします。一方「調和性」は現実的な思考に落とし込むのが強みなので「着想」が発散している最中も「それ実際どうやんの?」って所が気になってしまうんですよね。これらの発散と収束が良きタイミングで発揮されれば良いんですが、同時に発揮された場合は結構頭の中が混乱したりします。他にも「活発性」ですぐ動き出したい時に「慎重さ」がブレーキを踏んでくるとか「アクセル vs ブレーキ」の構図はとても多いですね。

ストレングスファインダーをどう使うか

まず自分が陥りがちな自己矛盾ケースを思い浮かべてみてください(パッと思い浮かばない時は次回陥った時にこの記事を思い出してくださいw)

その時、どの資質とどの資質がぶつかりあってそうですか?ご自身の感覚で構わないのでちょっと考えてみましょう。ここがざっくりとでも認識できると次に進みやすくなります。

次に、ぶつかってる資質同士の主張に耳を傾けてみます。それぞれの資質は何をしたがっているのか、何を欲し、何を恐れ、何を気にしているのか。これができるとゴチャっとした自己矛盾モードから双方の資質の言い分を聞いて徐々に思考が整理されてくると思います。紙に書いたりPCに打ち込みながら整理できると捗りやすいですね。

ここまで来れば
・どちらかの資質を先に満たしてあげる
・別の資質も活用しつつ解決策を考える
・原因がわかってスッキリ

となることが多いです。

ちなみに僕の場合は「調和性」が他の様々な資質のブレーキになることがよくあって、早く前に進みたい時、思い切った策を講じたい時に止まってしまうケースが多いんですよね。感覚的には「身の丈に合ったことをやろうよ」「他の人の意見も聞いたら?」と言われているような。ノートに考え整理してるうちに「今回は調和性の言ってることも一理あるな」って着地になることもあれば「でも『学習欲』は知りたがってるし『活発性』は前に進みたがってるし『回復志向』は解決したがってるから、その方向性で進めつつ『調和性』は良しなに協力してよ」と言って強く出すぎないよう抑えることもあります。

この辺はセルフコーチングスキルというか、経験を重ねたことによる自己対話能力みたいなものも影響してると思いますが、逆に言えば経験を積めば一定誰でも身に着けられる能力なので結構おすすめです。

ちなみに「対の概念」にある資質が上位にあると自己矛盾に陥りやすいというマイナス面はありつつ上手に活用できれば様々な側面で強みを発揮できるようになるので落ち込む必要は一切ありません。

今回はこんなところで。最後まで読んでいただきありがとうございました!


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