この記事は、
・健康面に不安がある
・色々な情報があるのでよくわからない
・身体に良いことをもっと取り入れたい
このような状況にいる人にとって参考となる内容をお届けしています。
私達は普段の暮らしの中で「心地良いことは変えたくない・水準を維持したい」と感じる一方で、「新しいものを取り入れたい・今よりも充実したい」といった変化を求めます。
また外部から様々な情報を取り入れて、新しい体験をすることにも喜びを感じます。
人はこのように「何かを足していく・増やしていく」ということに本能的な喜びや充実感を感じることが多いようです。
例えばコレクションが増えたとか、知識が、経験値が増えた、資産や財産が増えたというように。
ただ健康に関して言えば、そのために知識や栄養を増やしたり、様々な情報を集めたとしても、実際はあまりうまくいきません。
それよりも「元々あった状態に戻る」「取り戻していく」と言った方がしっくりきます。
なぜなら本来の私達は、健康があるべき姿だからです。
「健康=普通」
この当たり前のイメージを、どこかに置き忘れていませんか?
完璧な身体を与えられてこの世に生まれた奇跡を思い出しましょう。
ここで、健康のために何かを『足すこと、増やすこと』が、身体にとって本当に良いことなのか?を考えていきます。
まず、人間が元々持っている健康維持の機能である「免疫」に関して言えば、何かを足すのではなく、まずは「邪魔をしないこと」に目を向ける必要があります。
これはとても簡単に実行できるアイデアですが、その視点を持つか持たないかでは、大きな違いが生まれます。
もし健康面に不安があったり、今体調が優れないのであれば、普段の生活で「免疫の邪魔」をしていないかどうかチェックすると、改善ポイントが見つかります。
そもそも、人の体は完璧な免疫システムによって守られています。
健康な人であればリンパ液や白血球、ナチュラルキラー細胞などが身体を正常な状態にキープしてくれます。
ところが何らかの影響でそれらのバランスが崩れたり機能が弱くなると、不調やトラブルの種が生まれます。
それが芽を出して少しずつ育つことでやがて果実を実らせるのです。
つまり症状であったり痛みとして私達に気づかせてくれます。
「何かが違うよ」ということです。
じゃあ最初から免疫機能が低下するようなことを「しなければいい」というのは、ここまで読んでもらえたら誰にでもわかるはずです。
でも私達は「足す・増やす」ということに関心を向けやすいので、どうしても「引くこと」を忘れてしまいます。
また今の時代、健康に関する市場は莫大な規模があります。
なぜ、これほどまでに文明が発展し、科学が進歩したこの時代に、未だに多くの人が健康を損なっているのでしょうか?
なぜ、これほどまでに健康産業が発展しているのに、救われない人がいるのでしょうか?
サプリメントや健康食品を多く摂り入れたら、私達は健康になれるのでしょうか?
もしかすると私達の選択や考え方が、何か間違っているのではないでしょうか?
実際は、身体にとって必要のない物を摂り入れることで「免疫力を下げている」という事実があります。
そしてその「何か」を辞めるだけで、実は勝手に体が正常化するのです。
そこで、実際にどんなケースで免疫が下がるのかを把握していきます。
まずその一つに、白砂糖の大量摂取が挙げられます。
ジュースなどに多く含まれている「精製された砂糖」を大量に摂ると、免疫機能が低下すると言われています。
昔からよく「疲れたから甘いものが欲しくなる」と聞きますが、それは単に砂糖中毒のようなもので、白砂糖を一切摂らないでいると、そういった疲れからも解放されます。
これは私自身も食生活の改善やスポーツを通して体験してきました。
例えばマラソンや登山、長距離のロードバイクを実践する際、高炭水化物のジュースやサプリを摂り続けるよりも、ベジタリアンやヴィーガンのように自然由来の食品の方がパフォーマンスが高まり、疲労が軽減されます。
そして身体に蓄積されている脂肪を積極的に利用するサイクルを作ることで、脳にも栄養が届くし、長時間のパフォーマンスも高まるのです。
つまり白砂糖は全く不要だということです。
これは20年以上前の話になりますが、勉強のための脳の栄養として「ブドウ糖アメ」なんて物もよく売られていました。
これも急激に血糖値を上げて、砂糖中毒を引き起こします。
2つ目は、身体にとっての「毒」を摂り入れないということが大切となります。
そしてもしも毒を摂り込んでしまったら「排泄する」必要があります。
この身体にとっての毒とは、
・薬
・抗生物質
・合成脂肪
・食品添加物
・石油が原料の製品
など様々な物があります。
これらを当たり前に摂り込んでいると、当然免疫システムは弱くなるわけです。
他にも合成シャンプーであったり整髪料やスプレー、紙巻きタバコなども有害だということはよく知られています。
皮膚からもそういった科学物質は取り込まれます。
こういった毒も摂り入れる量がが少なければ、身体のシステムが排泄してくれます。
ですが、量が多かったり長期間続くと、次第に身体に蓄積されることは明らかです。
特にタバコを長期間吸い続けていると、健康へのリスクが高まることは誰でも知っています。
肺にタールが溜まっていきます。
つまり、タバコを吸い続けながら「健康になりたい」と言って健康食品やサプリメントを摂るのではなく、まずタバコを減らす、もしくは辞めましょうと言うことです。
それだけで免疫が活性化するのですから一石二鳥以上の成果を手にします。
健康はお金で買うのではなく、邪魔をしなければいいだけなのです。
私も12年ほど前まではヘビースモーカーだったので、体調が優れないことがよくありました。
でもタバコを辞めてからは、不調が嘘のように消えて驚いたのを覚えています。
人生の約5割の期間を「タバコ生活」で過ごしていましたからね。
他にも「ストレス」は免疫力を低下させる要因と言われています。
これもストレスを取り除くという発想ではなく、ストレスを感じる原因を見つめ直すことで、ストレス自体が消えていきます。
これについては今後別記事で詳しく説明します。
また以前の記事で、免疫を活性化する方法をいくつか紹介しました。
これはある意味で「生活にプラスする」という行為となりますが、基本は今回紹介したように「邪魔をしない」という視点を持つことです。
仕事でもスポーツでも趣味でも、なんらかの目標やゴールがあった場合、まずはそれを邪魔するような要素を排除したほうが、スムーズに達成できます。
もし集中力が続かないのであれば、机の上を片付けてスッキリさせるとか、テレビを見る時間を減らして運動に関心を向けるとか、スマホやゲームを辞めて趣味に没頭するなど、まずは「引くこと」が大切なんです。
これを詰め込んであれもこれもやろうとするから「忙しい、時間が足りない」となってしまうのです。
免疫も一緒で「不安だな、風邪をひきやすいな」と感じたら、短絡的にサプリや薬を摂り入れるのではなく、免疫の邪魔をしているものを見つめて、それを辞めることです。
つまり自分の身体に蓄積してきた「マイナスの習慣」を見直すのです。
例えば、
・毒を摂り入れていないか?
・強いストレスを感じていないか?
・生活の中で笑いを忘れていないか?
・疲れたと言って甘いものばかり摂り込んでいないか?
・運動不足ではないか?
・添加物まみれになっていないか?
・不自然な姿勢になっていないか?
・睡眠環境は整っているか?
・呼吸は浅くなっていないか?
こういった視点を持つだけで、一気に健康を取り戻せます。
見直すのにお金は1円もかかっていませんよね?
とは言え、長い間蓄積してきた毒はそう簡単には消えてなくなりません。
やはり排泄してあげる必要があります。
不要な習慣も手放す必要があります。
これも「足す」という考え方ではなく、摂り入れないことに重点を置くことで、自然と正常に戻っていきます。
無理にデトックスする必要はありません。
身体は本当に素晴らしい機能を持っているし、人間はとても強いからです。
それなのに免疫力を下げるような生き方を知らないうちに選択して、苦しんでいる人がたくさんいます。
そして痛みや不調が発現したときに「これはおかしい、何かが悪さをしている」と騒ぎ立てるのです。
実は免疫さんは、もっともっと前からSOSを出していたのです。
病気になると当人はもちろん可愛そうですが、身体は前から悲鳴をあげていたはずなんです。
そして免疫さんたちはずっと前から「それは辞めて!」と叫んでいたのです。
今回の話をまとめると、
1.免疫機能に敬意を払うこと
自分の身体が持っている素晴らしいシステムを信じる。
それに関心を持つ。
2.免疫を邪魔しないという視点を持つこと
何かを足したり増やしたりするのではなく、まずは減らす・辞めるということ。
3.免疫力を低下させる要因を排除してあげること
毒や添加物、サプリや薬を減らしていく。
ストレスの原因になる固定観念を手放す。
4.免疫力を強化していく
運動や少食、食生活の改善、温冷浴や塩分などに目を向けて、逞しい免疫システムを再構成していく。
このようなイメージを持つことができれば、必要以上に病気を恐れることもなく、何かを足したり増やすという人生を見つめ直すことができます。
大切な身体を虐めるのはもう辞めて、私達が持っている本来のパワーを取り戻しましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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