ミッフィーとCOVID-19(新型コロナウィルス)

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ホイ!EUからこんにちは!
旅する淡水魚、Karpと申します。以後お見知り置きを :)

さて、2020年4月16日に日本政府は緊急事態宣言を全国に拡大しました。「不要不急の外出自粛」を要請されている中お花見や観光を楽しんでる方達も、これには「由々しき事態だ」と思わざるを得ないのではないのでしょうか。なーんて、オランダも他国のこと言えないのですが。

今自分は、風車とチューリップとゴッホの国、オランダに留学しています。
4月から5月にかけてはオランダがもっとも彩る季節。太陽のもと輝くチューリップ畑は今が見頃。大きなイベントが開催される「国王の日(King's Day)」や「解放記念日(Liberation Day)」やイースターも控えていました。

そんな最中、やってきました。3月16日にはEU・シェンゲン域外の渡航規制。同月23日には外出自粛の要請がかかり、家族以外の3人以上での集いは法的処罰が課せられるようになりました。レストラン、カフェ、美容室、学校。必需品を提供するスーパー以外は4月28日まで全て閉まっています。
人が集まるイベント事は6月1日まで禁止。対策期間の延期もあり得ます。

さーて、みんなおとなしく家にいるしかないな。と思いきや。雨が多いオランダでは春になるにつれ太陽が顔を出し、気温も上がって心地いい日々が続くようになりました。するとどうでしょう、みなさん外出自粛の息抜きとでもいうように外を練り歩くではないですか。何台もの自転車が目の前を走り抜け、ご老人は道の真ん中で井戸端会議。12歳未満の子供は大勢で遊んでもお咎めなし、と言う方針らしく、法に守られたちびっ子達が今日も遊具を独占します。もちろんみんなマスクや手袋なんてつけていません。習慣がないんだもの。

家族は桜咲く公園でピクニック。そう、オランダにも桜は咲くんです。ビニールシートなんて敷いちゃって、いい気分。でもどこか気にしているのか、シート同士の間隔が少し空いているのには笑えちゃいます。また、大麻が合法化されているオランダでは、お店が閉まる前に愛好家たちが行列を作りました。結局大麻のお店閉まらなかったんですけどね。

それでもなんだかんだ静かになった街。今や人々の憩いの場所は、画面の向こう、家の中、心の中。ではなくスーパーです。必需品の買い出しに坂を下るたびに人の群れ。見た事ない街の不良少年たちも顔を出します。ここオランダでもソーシャルディスタンスが推奨されていて、1.5メートルの距離を保つ事が大事。そのため近所のスーパー店内では、一人一人に消毒したショッピングカートを転がさせます。画期的?まあ、うん。カートおいてどっかいってますよ、あの人。

ヨーロッパ、少なくとも自分が住むオランダの街は、マスクをつけて出歩けばジロッと一瞥される世界です。ましてや、自分はアジア顔。「ウーハンウィルス」と揶揄されている中、かなり心細い。幸いにも、恐ろしいことは何も起きていません。それどころか店員さんたちは、マスクをつけた自分に対して笑顔で Tot ziens(またお越しください)と言うのです。バスに乗れば、僕の隣に座ってもいいよと青少年が拙い英語で言うのです。「君、中国人だろう?コロナでいろいろ言われてるだろうけど、君は何も悪くないさ!堂々と生きてね!え、日本人?ごめんごめん。」なんて。国民性なのか、住む街が学生街だからなのか。どちらにせよ、ウィルス蔓延るヨーロッパの玄関口にやさしさは絶えません。

猛威を振るうCOVID-19(コヴィッドナインティーン)こと新型コロナウィルスに対してオランダのルッテ首相が下した決断は「集団免疫の獲得」。完全な都市封鎖による経済破綻、あるいは不十分な対策による患者の爆発的増加および医療機関の飽和を防ぐため、折衷案として俗に言う「インテリジェントロックダウン」が導入されました。
Maximum control means taking measures aimed at reducing the peak in infections and staggering those infections over a longer period. 
(ここでいう最善策とは、長期的な感染者増加のコントロールとそれによる感染者数および死者数のピークを下げることです。)

                            ー PM Mark Rutte, National television address on 16th March 2020 
「コントロールされた感染者の増加」とそれによる「集団免疫の獲得」を目指した結果、20日時点での感染者の総数は33.405人、死者数は3751人。もちろん鵜呑みにはできませんが、隣国と比べ緩やかな増加と言えなくもないでしょう。マリファナ政策しかり、一定の自由を与えたことが功を奏したのかもしれません。

一方、日本にもまだ自由があります。緊急事態宣言といえど、外出自粛といえど、外にでるあなたを無理矢理止めることはできません。他にも、マスクも、それつける習慣も、医療保険だってあります。学生という比較的守られた立場からものを言うのは恐れ多いですが、外に出るなら万全を期して出ましょう。外に出るなら、出た目的以外のことをするのは控えましょう。外に出るなら、他に外にいる人たちの詮索・誹謗中傷をしないようにしましょう。外に出るなら、パニックにならずやさしい心で、思いやりを持って人と接しましょう。

とはいえ、一番良いのは自宅で待機し人との密な接触を控えること。今はネットを介したエンタメコンテンツやデリバリーサービスなどが普及していて退屈凌ぎは有り余っています。できるだけ家にいましょう。Stay Home. 

新型コロナウィルスの影響により、経営破綻や家計破綻などのリスクに追われている方々がいられるかと思います。この度は心中お察しいたします。気落ちされずに、何卒ご自愛のほどお願い申し上げます。

ココナラでは、主に和英・和蘭・英蘭の翻訳をしております。「世界とあなたを繋げる」をモットーに、海外発信のサポートや資料の和訳・英訳・蘭訳、英文・蘭文の添削などを安価で承っております。どうか、一つの媒体として当サービスをご利用していただければ幸いです。

今回の世界的大流行によりお亡くなりになった方々のご冥福をお祈り申し上げます。また、医療従事者、サービス職業従事者、その他接客に携わる皆様のご尽力を賜り深くお礼申し上げます。


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